『BLACK TORCH(ブラックトーチ)』は、2026年8月13日時点でABEMA、dアニメストア、U-NEXTなど複数のサブスクで見放題配信中だ。
最速の見放題配信は2026年7月4日22時から始まり、7月9日以降はPrime VideoやHuluなどにも拡大。Netflixは2026年11月5日から配信開始予定となっている。
「どこで見れる?」「今から追いつける?」「気になるキャラクターは何話から活躍する?」という人向けに、配信先だけでなく我妻弐郎、羅睺、鬼子母神一華、桐原零司の見どころまでまとめていくよ。
ブラックトーチはどのサブスクで見れる?配信先と開始日
結論からいうと、TVアニメ『BLACK TORCH』は特定サービスだけの独占配信ではない。
2026年8月13日時点では、複数の主要動画配信サービスが見放題配信先として案内されている。
公式に案内されている配信開始時期を整理すると、次のようになる。
配信開始 主な配信サービス 配信形態
2026年7月4日(土)22:00~ ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメタイムズ 見放題
2026年7月9日(木)22:00~順次 DMM TV、FOD、Hulu、J:COM STREAM 見放題、milplus見放題パックプライム、Prime Video、TELASA、アニメ放題、ディズニープラス スター、バンダイチャンネル 見放題
2026年11月5日(木)~ Netflix 配信開始予定
ここで間違えやすいのが、U-NEXTとPrime Videoの開始時期だ。
U-NEXTは7月4日の最速配信組、Prime Videoは7月9日以降の順次配信組に入っている。
数日の違いではあるけど、放送とほぼ同じペースで最新話を追いたい人にとっては結構大事だよね。
一方、「数日遅れても普段使っているサービスで見られればいい」という人なら、Prime VideoやHuluなどをそのまま使うのが手軽だ。
見放題だけでなくレンタル配信もある
『BLACK TORCH』は月額見放題サービスだけでなく、2026年7月9日から都度課金型の配信先も案内されている。
FOD、HAPPY!動画、J:COM STREAM、milplus、music.jp、Prime Video、TELASA、YouTubeレンタル、ニコニコチャンネル、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、ムービーフルPlusなどが対象だ。
つまり、
- 月額サブスクですべて追いたい
- 契約サービスを増やしたくない
- 気になるエピソードだけ見たい
といった見方に合わせて選べる。
これは『BLACK TORCH』を見るうえではかなり便利なポイントだと思う。
特定の配信サービスだけに縛られている作品だと、「作品は見たいけど、そのためだけに新規契約するのはちょっと……」となりやすい。
今回は複数サービスへ展開されているので、まず今すでに使っているサービスを確認するのが一番分かりやすい。
ABEMAでは無料で見られる?
ABEMAとニコニコ生放送については、見逃し無料配信も案内されている。
ただし、ここで注意したいのは「全話がいつでも無料」という意味ではないこと。
対象となる話数や無料期間は変わる可能性があるので、無料視聴を狙う場合は、その時点での配信画面を確認した方がいい。
僕なら『BLACK TORCH』だけを見るために、いきなり別サービスへ移ることはしない。
まず現在利用しているサービスに作品があるかチェックして、なければ「最新話を早く見たいのか」「Netflix配信まで待てるのか」で判断する。
この順番が一番ムダが少ないと思う。
料金、対象プラン、無料体験、配信期間などは今後変更される可能性があるため、実際に視聴するときは各配信サービスの最新表示も確認してね。
ブラックトーチはNetflixで見れる?2026年8月時点ではまだ先
Netflixユーザーはここだけ特に注意してほしい。
TVアニメ『BLACK TORCH』のNetflix配信開始は、2026年11月5日(木)予定と案内されている。
つまり、この記事を更新している2026年8月13日時点では、Netflixで今すぐ見る作品ではない。
「Netflixにあると思って探したのに出てこない」という人がいても不思議ではないんだ。
ほかの主要サービスでは7月から配信が始まっているため、Netflixだけを見るとスタート時期にかなり差がある。
今すぐ第1話から追いたいなら、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメタイムズなど、すでに配信が始まっているサービスが候補になる。
逆にNetflixしか利用しておらず、急いで見る必要もないなら、11月5日の配信開始を待つ方法もある。
ここは「どのサービスが一番優れているか」ではなく、いつ見たいかで選択肢が変わると考えるのが自然だ。
そして放送中作品では、この「いつ時点の情報なのか」がかなり重要になる。
11月5日以降にこの記事を読む場合は状況が変わっている可能性があるので、その時点のNetflix側の作品ページも確認してほしい。
ブラックトーチの主要キャラクターは?弐郎と羅睺が物語の中心
『BLACK TORCH』の中心にいるのは、主人公の我妻弐郎と、黒猫の姿をした物ノ怪羅睺だ。
そこへ鬼子母神一華、桐原零司ら、公儀隠密局のメンバーが加わって物語が広がっていく。
この作品は設定用語を全部覚えてから見る必要はない。
むしろ、キャラクター同士がなぜぶつかるのかを見ることで世界観が自然に分かるタイプの作品だと僕は感じている。
我妻弐郎|動物と話せる忍者の末裔
主人公の我妻弐郎を演じるのは鈴木崚汰さん。
弐郎は祖父から忍者の末裔として育てられた高校生で、生まれつき動物と会話できる能力を持っている。
誕生日は5月19日、身長175cm。公儀隠密局では特務二課に関わっていく人物だ。
性格は粗野で喧嘩っ早い。
ただ、その外見的な印象とは反対に、近所の犬や猫を放っておけないほど情が厚い。
ここが弐郎という主人公を見るうえで一番大切だと思う。
彼は最初から「世界を救う」と大きな使命を掲げて戦うタイプではない。
目の前で困っている存在を放っておけない。
その小さな行動が、結果として人間と物ノ怪をめぐる巨大な騒動へつながっていく。
少年バトル作品では主人公の「夢」が物語の推進力になることが多いけど、弐郎の場合はもっと身近だ。
「助けたい」という感情が先にあり、その選択の責任をあとから背負っていく。
だから能力がどれだけ派手になっても、弐郎の行動原理そのものは理解しやすいんだ。
羅睺|黒猫なのに正体は「黒き凶星」
弐郎が森で出会う黒猫が羅睺(らごう)。
声を担当するのは上田燿司さんだ。
ただし、かわいい黒猫の姿だけを見て普通のマスコット枠だと思うと、その予想はすぐに裏切られる。
羅睺の正体は、かつて「黒き凶星」と呼ばれた伝説的な物ノ怪。
その強大な力を求める別の物ノ怪が動き、物ノ怪を監視・排除する公儀隠密局も関わってくる。
つまり羅睺は、弐郎の相棒であると同時に、人間と物ノ怪の勢力図を揺らしかねない存在でもある。
僕が面白いと思うのは、弐郎と羅睺が最初から仲良しコンビとして完成していないこと。
二人は価値観も生きてきた世界も違う。
それでも弐郎は、傷ついた羅睺へ手を差し伸べる。
その選択によって、二人の運命そのものが結びついていく。
ここを単純に「主人公が強い妖怪の力を手に入れて戦う作品」とだけ見るのは、ちょっともったいない。
大事なのは、力を共有するほど近い存在になっても、弐郎と羅睺は同じ人格にはならないことだ。
羅睺には羅睺の価値観があり、弐郎には弐郎の価値観がある。
このズレが二人の会話や衝突を生み、そのたびに関係が少しずつ変化していく。
能力バトルの設定を、バディドラマに変えているんだよね。
鬼子母神一華|物ノ怪を警戒する側の視点
鬼子母神一華を演じるのは千本木彩花さん。
アニメ第3話「WHAT’S MY NAME?」では、保護対象となった弐郎を公儀隠密局へ連れていく護衛として大きく関わる。
一華は物ノ怪への警戒心が強いため、弐郎や羅睺とは簡単に打ち解けない。
ここで作品が面白くなる。
弐郎は「困っているなら助ける」という感情を優先する。
でも一華は、公儀隠密局側の立場から物ノ怪を見る。
この二人をぶつけることで、作品は「物ノ怪だから危険なのか」「人間だから信用できるのか」という単純な二択から離れていくんだ。
脚本の見方をすると、一華は弐郎の性格を説明するための非常に分かりやすい対照役でもある。
主人公自身に「俺はこういう人間だ」と長々語らせるより、反対の考えを持つ人物と衝突させた方が、その人物らしさは自然に見える。
一華が羅睺を警戒するほど、弐郎がなぜ羅睺を見捨てられないのかも鮮明になる。
桐原零司|弐郎と「強さ」の考え方が違う
桐原零司を演じるのは榎木淳弥さん。
アニメ第4話「たりないふたり」では、弐郎と零司の衝突が大きな軸になっていく。
零司は、羅睺と特殊な関係になった弐郎へ強い反発を見せる。
表面だけを見ると、王道の「主人公とクールなライバル」だ。
でも、『BLACK TORCH』で零司が面白いのは、主人公を目立たせるためだけに置かれたキャラクターではないところ。
物語が進むと、零司自身が抱える「強さ」への考え方や家族との関係も見えてくる。
弐郎が「誰かを助けるために動く人物」だとすれば、零司は別の方向から強さの意味を問いかける。
だから二人の対立は、単なる勝ち負けだけでは終わらない。
「強い人間とは何なのか」までキャラクター同士の関係から浮かび上がってくる。
主要キャストには、司場涼介役の諏訪部順一さん、宇佐美花役の上田麗奈さん、天鬼役の森川智之さん、咬牙役の岡本信彦さんらも参加している。
2026年3月のAnimeJapanでは、鈴木崚汰さん、上田燿司さん、千本木彩花さん、榎木淳弥さん、諏訪部順一さん、上田麗奈さんの主要キャスト6人がステージに登壇した。
さらに天鬼役・森川智之さん、咬牙役・岡本信彦さんも発表されている。
そこで注目したいのが、《黒の灯火》に集まったメンバーが最初から仲良しグループではないことだ。
性格も価値観もバラバラ。
弐郎を見る目も、羅睺を見る目も違う。
だからこそ、「所属が同じ」状態から本当の意味で「仲間」になるまでがドラマになる。
個人的には、ここが『BLACK TORCH』のキャラクターものとして一番おいしい部分だと思っている。
ブラックトーチは今何話まで見れる?第7話は8月15日放送予定
2026年8月13日時点で、TVアニメ『BLACK TORCH』は放送・配信の途中だ。
TOKYO MXでは2026年7月4日から毎週土曜22時~22時30分の放送枠でスタートしている。
サンテレビとBS11も7月4日から放送を開始し、そのほかテレビ愛知、RKB毎日放送、北海道テレビ放送でも展開されている。
ここで「サブスクで何話まで見れるの?」という疑問を整理しておこう。
2026年8月13日は木曜日。
第1話が7月4日(土)だったため、通常の毎週土曜放送で進むと、第7話の放送日は2026年8月15日(土)になる。
つまり8月13日時点では、第7話はまだ未来のエピソードだ。
基本的には第6話までが視聴済みエピソードの中心と考えると分かりやすい。
配信サービスによって更新時刻に差が出る可能性はあるけど、「公式サイトに次回の情報が掲載されている」ことと「その話がすでに配信された」ことは別なので注意したい。
放送中アニメを検索すると、ここが意外と混乱しやすいんだよね。
第1話から第6話までの流れ
第1話は「未来は俺等の手の中」。
忍者の末裔であり、動物と会話できる高校生・我妻弐郎の日常から始まり、傷ついた黒猫・羅睺との出会いが描かれる。
まずは弐郎がどういう人間なのかを見せ、その性格そのものが物語を動かす構成だ。
第2話は「The Choice Is Yours」。
羅睺との出会いによって弐郎の置かれる立場が大きく変わり、物語が日常から公儀隠密局や物ノ怪をめぐる世界へ踏み込んでいく。
第3話「WHAT’S MY NAME?」では鬼子母神一華が本格的に登場。
弐郎と羅睺とは違う立場から物ノ怪を見る一華が加わることで、単純なバディものだった人間関係に新しい緊張が入る。
第4話「たりないふたり」では桐原零司との関係が前面に出てくる。
弐郎と零司は考え方が違うため、自然とぶつかる。
ここから『BLACK TORCH』は、弐郎と羅睺だけを追う物語から、《黒の灯火》に集まる複数のキャラクターを追う物語へ広がっていく。
第5話「Young Gunz」以降では、チームとして動く場面や実戦の比重が増えていく。
第6話「Turn Up」では零司側の背景にも焦点が当たり、「主人公以外の人物が何を背負って戦っているのか」が見え始める。
この流れを見ると、第1~2話が第1段階、第3~4話が第2段階、第5~6話が第3段階と考えると分かりやすい。
出会う→ぶつかる→チームとして動き始める。
かなり王道だけど、その王道をキャラクター同士の価値観の違いで組み立てているのが『BLACK TORCH』らしいところだ。
キャラクター目当てなら何話から見る?おすすめの入口
基本的には、第1話から順番に見るのがおすすめ。
ただし、「まず推し候補のキャラを見てから続けるか決めたい」という人もいると思う。
そんな場合は、次の見方が分かりやすい。
- 我妻弐郎と羅睺のバディ関係を見たい:第1~2話
- 鬼子母神一華が気になる:第3話
- 桐原零司との対立を見たい:第4話以降
- 《黒の灯火》をチームとして見たい:第5~6話以降
それでも僕が一番すすめたいのは、やっぱり第1話からだ。
なぜなら『BLACK TORCH』では、「誰が一番強いか」以上にそのキャラクターが、なぜ相手を信じるのか、嫌うのか、戦うのかが重要だから。
弐郎と羅睺の関係も、最初の出会いを飛ばすと意味が少し薄くなる。
弐郎は黒猫だから羅睺を助けたわけではない。
相手が傷ついていて、それを放っておけなかった。
その一度の選択が、弐郎自身の人生を大きく変える。
ここを知っていると、あとから一華や零司が弐郎へ疑問を向けた時にも、「なぜ弐郎はそうするのか」が理解しやすい。
羅睺の黒猫姿が気になったから見る、でも全然いい。
むしろその入口から自然に人間と物ノ怪の関係へ進めるように作られている。
一華が気になるなら第3話。
彼女を通して見ると、「公儀隠密局側の人間は物ノ怪をどう見ているのか」が理解しやすい。
零司目当てなら第4話が分かりやすい。
ただ、その前に弐郎と羅睺がどういう経緯で今の状態になったかを知っておいた方が、零司がなぜ反発するのかも飲み込みやすい。
だから結局、推しキャラだけつまみ食いするより第1話から第4話までをひとまとまりとして見るのがおすすめなんだ。
4話まで行けば、この作品が自分に合うかどうかもかなり判断しやすくなる。
原作漫画は全5巻で完結
キャラクターを気に入ったあと、原作へ進みやすいのも『BLACK TORCH』の特徴だ。
原作漫画『BLACK TORCH』は全5巻で完結している。
第1巻は2017年4月4日、第5巻は2018年8月3日に発売された。
何十巻も続く長期シリーズではないので、「アニメを見て続きが気になったけど、原作を最初から集めるのは大変そう……」となりにくい。
これは今から作品へ入る人にとって、かなり大きなメリットだと思う。
アニメで羅睺と弐郎の関係にハマった。
零司の先をもっと知りたくなった。
《黒の灯火》のメンバーがどうなるのか気になる。
そんなタイミングで原作へ移りやすい。
ただし、原作が全5巻だからTVアニメ1シリーズですべて最後まで描く、と決まっているわけではない。
原作の巻数とアニメの収録範囲は別の話なので、正式な情報がない段階で完結まで映像化すると断定するのは避けたいところだ。
なぜブラックトーチはキャラクターから見ると分かりやすい?
ここからは僕の考察になる。
『BLACK TORCH』は設定を先に丸暗記するより、キャラクター同士の衝突を追った方が世界観を理解しやすい作品だと思っている。
作品には物ノ怪、公儀隠密局、《黒の灯火》など複数の設定がある。
文章だけで全部説明すると、初見の人には少し情報量が多い。
でもアニメでは、それをキャラクターの感情へ変換できる。
物ノ怪を危険視する人間側の感覚は、一華の態度を見ると分かる。
羅睺がどれほど重要な存在なのかは、彼をめぐる周囲の反応を見ると分かる。
羅睺と結びついた弐郎が普通の高校生ではいられなくなったことも、公儀隠密局からどう扱われるかを見れば伝わる。
零司を追えば、「力を持つ人間はどうあるべきか」という別の視点も入ってくる。
つまりこの作品では、設定説明がそのまま人間関係のドラマになっているんだ。
これがアニメとの相性もいい。
アニメ化で「力」だけでなく「間」が見える
アニメ版の監督は馬引圭さん、シリーズ構成・脚本は市川十億衛門さん、キャラクターデザインは鈴木豪さん、音楽はやまだ豊さん、アニメーション制作は100studioが担当している。
原作者のタカキツヨシさんも、アニメ化にあたって設定や絵コンテなどを監修しながら、原作を尊重したうえで映像作品として再構築されている趣旨のコメントを寄せている。
ここで僕が大事だと思うのは、「漫画が動く」だけではアニメ化の意味を説明し切れないこと。
漫画では一枚の絵として成立していたアクションが、アニメでは動き、音、時間を持つ。
攻撃する直前の一瞬。
弐郎と羅睺が言葉を返す間。
相手を信用できない一華の表情。
零司が反発する時の声色。
こういう台詞と台詞の間にある情報まで増える。
バトルだけ見れば派手な動きが一番分かりやすいけど、キャラクターものとして考えると、実はこういう細かな「間」の方が関係性を伝えてくれる。
OPとEDもキャラクターの二面性を見せている
オープニングテーマはSiMの「FREEZE ME UP」。
弐郎や羅睺、《黒の灯火》のメンバー、物ノ怪たちの戦いを強く印象づける方向の楽曲と映像になっている。
一方、エンディングテーマはI Don’t Like Mondays.の「Groooovy」。
こちらは戦闘だけではない弐郎たちの日常を感じさせる方向性が意識されている。
この組み合わせが面白い。
OPで見えるのは「戦う彼ら」。
EDで見えるのは「戦っていない時の彼ら」。
バトルアニメではつい必殺技や敵の強さへ目が向くけど、キャラクターに愛着が生まれる瞬間って、それだけじゃないんだよね。
「この連中、戦ってない時は何を話すんだろう」
そう思えるようになると、キャラがただの戦闘ユニットではなくなる。
『BLACK TORCH』は、そういう日常側の感覚も音楽で補っているように僕には見える。
ブラックトーチ最大の面白さは「境界に立つ主人公」だと思う
僕が『BLACK TORCH』で特に面白いと感じているのは、我妻弐郎自身が人間と物ノ怪の境界に立つ構造だ。
バトル作品で主人公が強い能力を得る場合、それは普通なら分かりやすいパワーアップになる。
力を得る。
今まで勝てなかった相手に勝てる。
戦える範囲が広がる。
もちろん『BLACK TORCH』にも、そういう少年バトルらしい気持ちよさはある。
でも弐郎の場合、力を得ることと同時に人間側から警戒される理由まで増えてしまう。
ここが重要だ。
強くなったから安全になるわけじゃない。
むしろ特別な力を持ったことで、
「こいつを信用していいのか」
「人間側に置いていいのか」
「羅睺をどう扱うべきなのか」
という新しい問題が生まれる。
普通なら主人公を強化するはずの設定が、そのまま主人公を孤立させる可能性も作っている。
このねじれが面白い。
「人間か、物ノ怪か」という作品の境界線が、弐郎自身の存在に入り込んでしまったとも言える。
だから一華の存在が効いてくる。
一華が物ノ怪を警戒すればするほど、弐郎は単純に人間側へ立てなくなる。
零司が弐郎へ反発するほど、「特殊な力を持つ弐郎をどう見るのか」という問題が浮かぶ。
そして羅睺が人間とは違う価値観を見せるほど、「人間だから正しい、物ノ怪だから間違っている」という簡単な図式も崩れていく。
これが僕にとって、『BLACK TORCH』がキャラクターから入ると分かりやすい最大の理由だ。
世界観のテーマが、人間関係として見える。
言い換えれば、キャラクター同士の関係そのものが世界設定の説明書になっているんだ。
だから「物ノ怪とか隠密局とか設定が難しそう」と身構えなくて大丈夫。
まず弐郎を見ればいい。
次に羅睺を見る。
そこへ一華が入った時のズレを見る。
さらに零司が入った時、チームの空気がどう変わるかを見る。
そうやって人間関係を追うだけで、作品世界のルールが自然と頭に入ってくる。
ブラックトーチの今後は?《黒の灯火》が本当のチームになる過程に注目
2026年8月13日時点で今後注目したいのは、弐郎・羅睺・一華・零司たちが、同じ組織にいる人物から本当の意味での仲間へ変化していく過程だ。
ここまでの物語では、まず弐郎と羅睺の関係が作られた。
そこへ一華が異なる価値観を持ち込み、さらに零司が加わる。
つまり《黒の灯火》は、まだ最初から息の合った完成チームではない。
同じ所属だからといって、相手を完全に信用しているわけでもない。
物ノ怪をどう見るか。
強さをどう考えるか。
弐郎を信用するか。
羅睺を危険と見るか。
それぞれ違う。
僕は、この仲間になる前のギクシャクこそ重要だと思っている。
最初から全員仲良しなら、チーム結成までのドラマは一瞬で終わる。
でも最初に距離があるからこそ、あとで誰かが誰かへ背中を預けた時、その行動自体に意味が生まれる。
「この二人が協力するようになったのか」
「最初は信用していなかったのに」
そう感じられるから、戦闘の勝ち負けとは別の成長が見える。
原作全5巻でもアニメの到達点は断定できない
原作漫画は全5巻で完結している。
そのため、「原作が短いならアニメで最後までやるのでは?」と期待する人もいると思う。
気持ちはすごく分かる。
ただし、現時点で原作全5巻=今回のTVアニメですべて映像化されると考えるのは早い。
アニメの話数や構成、原作のどこまで扱うかは別途決まるものだからだ。
ここは予想と確定情報をきちんと分けたい。
僕自身としては、原作が全5巻だからこそ、シリーズ全体をどう切り取ってアニメの一区切りを作るのかには注目している。
物語を最後まで描くのか。
あるいは《黒の灯火》というチームが形になる地点を大きな区切りにするのか。
この辺りは、放送が進むほど見えてくるはずだ。
配信サービス選びも「ランキング」より現在の契約状況で考えたい
配信についても同じで、2026年8月時点では多数のサービスが見放題配信先として案内されている。
ただし配信期間や対象プランが未来永劫同じとは限らない。
だから、
「ブラックトーチを見るなら絶対このサービス」
と一つだけ決め打ちする必要はないと思う。
むしろ実用的なのは、
「自分が今契約しているサービスにあるか」
を最初に確認すること。
ABEMA、dアニメストア、U-NEXTを使っているなら7月4日からの最速組で追える。
Prime Video、Hulu、DMM TVなどを普段使っているなら、7月9日以降の配信でそのまま見ればいい。
Netflixだけなら、2026年11月5日の開始予定を待つか、早く見たい場合のみ別サービスを検討する。
この考え方なら、サブスクのためにサブスクを増やす状態になりにくい。
そしてキャラクター目当てなら、まず第1話から第4話まで見てみる。
弐郎と羅睺の関係が刺さるか。
一華との価値観の衝突が面白いか。
零司が入って物語がチームものへ広がる流れをもっと見たいか。
ここまでで「続きが気になる」と感じたなら、そのまま第5話、第6話へ進めばいい。
サブスク作品だからこそ、こういう試し方がしやすいんだ。
まとめ|ブラックトーチは複数サブスクで見放題配信中
『BLACK TORCH』は、2026年8月13日時点でABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメタイムズなど複数のサービスで見放題配信されている。
最速配信は2026年7月4日22時から。
ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメタイムズが対象となり、7月9日22時以降はDMM TV、FOD、Hulu、Prime Video、TELASA、アニメ放題、ディズニープラス スター、バンダイチャンネルなどにも順次広がっている。
Netflixは配信時期が異なり、2026年11月5日(木)から開始予定だ。
そのため、2026年8月13日時点ですぐ見たいNetflixユーザーは、別の配信サービスを利用するか11月まで待つことになる。
また、8月13日時点では第7話「3 ON THREE」はまだ放送前。
通常の放送スケジュールでは2026年8月15日(土)が第7話の放送日となるため、現時点では第6話までが物語を追ううえでの中心になる。
主要キャラクターは、我妻弐郎役の鈴木崚汰さん、羅睺役の上田燿司さん、鬼子母神一華役の千本木彩花さん、桐原零司役の榎木淳弥さん。
さらに司場涼介役・諏訪部順一さん、宇佐美花役・上田麗奈さん、天鬼役・森川智之さん、咬牙役・岡本信彦さんらも参加している。
僕が『BLACK TORCH』で一番注目しているのは、派手な能力そのものより、立場も価値観も違うキャラクターたちが本当の仲間になるまでの変化だ。
弐郎が傷ついた羅睺へ手を差し伸べる。
一華が物ノ怪へ違う見方を持ち込む。
零司が弐郎の強さや存在へ反発する。
そのズレがあるから、《黒の灯火》というチームが形になった時の意味が大きくなる。
しかも弐郎自身が、人間と物ノ怪という二つの側の境界に立っている。
力を得れば得るほど単純に安全になるのではなく、「お前は何者なのか」と問われやすくなる。
この構造があるから、バトルとキャラクタードラマが別々にならない。
「黒猫の羅睺が気になる」「鈴木崚汰さんや榎木淳弥さんなど声優目当てで見たい」「キャラクターデザインが気になった」という入口でも問題なし。
まず第1話で弐郎と羅睺の出会いを見て、第4話あたりまで進めると、この作品が目指している方向はかなり見えやすくなるはずだ。
配信期間、料金、対象プラン、無料配信の有無などは変更される可能性があるため、実際に見る時点では利用する動画配信サービスの最新情報も確認してほしい。
よくある質問
ブラックトーチのアニメはどのサブスクで見れる?
2026年8月13日時点では、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、アニメタイムズ、DMM TV、FOD、Hulu、Prime Video、TELASA、アニメ放題、ディズニープラス スター、バンダイチャンネルなどが見放題配信先として案内されている。
配信期間や対象プランは変わる場合があるため、視聴時には各サービスの最新表示も確認しよう。
ブラックトーチはNetflixで見れる?
Netflixでは2026年11月5日(木)から配信開始予定となっている。
そのため、2026年8月13日時点ではまだNetflix配信前。今すぐ見たい場合は、すでに配信が始まっているほかの対応サービスが候補になる。
ブラックトーチの主要キャラクターと声優は?
主人公・我妻弐郎役は鈴木崚汰さん、羅睺役は上田燿司さん、鬼子母神一華役は千本木彩花さん、桐原零司役は榎木淳弥さん。
司場涼介役・諏訪部順一さん、宇佐美花役・上田麗奈さん、天鬼役・森川智之さん、咬牙役・岡本信彦さんらも出演している。
神崎 悠真(アニメ批評家|脚本研究家|ファンマーケター)



コメント