『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』のTVアニメは全12話。2026年8月13日午前時点では、原作3巻終盤付近まで進む可能性が高いと僕は予想している。
ただし、原作漫画の「何巻・何本目までアニメ化するか」は公式発表されていない。さらに8月13日午前の時点ではTV版6本目は同日夜の本放送前なので、この記事ではTV版1〜5本目の放送内容に加え、公式STORYで公開済みの6本目、そしてTV版1〜6本目を再編集したABEMA限定先行配信版を材料に範囲を分析する。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり+1
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』アニメは漫画何巻まで?確定情報と予想を先に整理
最初に、検索してきた人が一番知りたいところをハッキリ分けておこう。
確定しているのは「TVアニメが1本目〜12本目まであること」と「ABEMA限定先行配信版がTV版1〜6本目を分割・再編集したもの」という点。
一方、「アニメ最終回が原作何巻まで進むか」は未発表で、3巻付近というのは僕の予想だ。
項目 2026年8月13日午前時点
TVアニメの話数 1本目〜12本目まで存在することが公式Blu-ray情報で確認可能
Blu-ray Vol.1=1〜3本目、Vol.2=4〜6本目、Vol.3=7〜9本目、Vol.4=10〜12本目
ABEMA限定先行配信版 全12本だが、TV版1〜6本目を約10分ずつに分割した再編集版
TV版6本目 公式STORYは公開済み。ただし8月13日午前時点ではTBS系での本放送前
原作1巻 1〜16本目+0本目を収録
原作3巻 25〜28本目が中心
原作4巻 29〜33本目が中心
アニメ最終到達巻 公式未発表
筆者予想 3巻終盤付近が本命、4巻序盤までなら上振れ候補
アニメ後に読むなら 続き優先なら4巻候補、取りこぼし回避なら3巻から
公式Blu-rayでは2026年9月16日発売予定のVol.1に1〜3本目、10月14日のVol.2に4〜6本目、11月18日のVol.3に7〜9本目、12月16日のVol.4に10〜12本目を収録すると発表されている。つまり、少なくとも今回のTVシリーズが12本構成なのは明確だ。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
ここで大事なのが、「12話だから漫画4巻くらい」という一般論だけでは予測できない作品になっていること。
2026年3月時点のABEMA TIMESでは、まだ全話数や実際の構成が判明していなかったため、一般的な漫画原作アニメの消化量をもとに「1クールなら4巻最後の33本目まで」という予想が掲載されていた。これは当時の材料から立てた予測としては理解できる。 Abema TIMES
でも今は、放送開始前とは材料が違う。
TV版前半6本目相当の内容が、公式STORYとABEMA限定先行版によってかなり見えるようになった。
そこで改めて原作と照らすと、前半は驚くほど丁寧だ。
僕の結論はこう。
4巻33本目まで行くには、後半6本だけでかなり強い圧縮が必要。現在の構成方針が続くなら、3巻25〜28本目付近で第1期を締める方が自然に見える。
ここから、その根拠を順番に検証していくよ。
全12話はどう確定した?ABEMA限定12話とTV版12話は別物
まず混同しやすい「12話」を整理しよう。
TVアニメ公式サイトでは、TBS系28局で2026年7月9日から毎週木曜23時56分に放送する基本スケジュールを案内している。ABEMA・NetflixではTV放送後の7月10日0時30分から先行配信、そのほかのサービスでも7月16日以降に順次配信すると発表された。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
そして公式Blu-rayの収録内容を見ると、Vol.1からVol.4まででTV版1本目〜12本目をすべて収録する構成になっている。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
だから今回の第1期については、
TV版=全12本
と考えて問題ない。
一方、2026年6月3日から先に公開されたのが「ABEMA限定先行配信版」だ。
こちらも全12本なので、タイトルだけ見るとややこしい。
でも公式ON AIRページには、ABEMA限定先行配信版についてTV放送版1〜6本目を約10分のショート版として話数順に分割した内容だと明記されている。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
つまり関係はこうだ。
- TV放送版:1本目〜12本目
- ABEMA限定先行配信版:#1〜#12
- ABEMA限定版#1〜#12の中身:TV版1〜6本目相当
- TV版7〜12本目:ABEMA限定先行版では先取りされていない
ABEMA限定版12本=TV版12本ではない。
ここを間違えると、「もう最終回まで原作範囲が判明している」と誤解してしまう。
実際に2026年8月13日午前時点で細かく分析できるのは、TV版前半6本目相当までだ。
TV公式STORYには1〜6本目のあらすじがすでに掲載されている。ただし6本目「スーパーの裏に残る匂い」のTBS系での放送は8月13日夜なので、この記事執筆時点では“TV6本目を本放送で視聴済み”とは扱わない。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
これが今回、前の記事から最も大きく修正したポイントだ。
「実際にTV1〜6本目を見た結果」ではなく、
TV1〜5本目の放送内容+公式STORY6本目+TV1〜6本目を再編集したABEMA限定版から、前半6本目相当を分析する。
この言い方が2026年8月13日午前時点では正確だと思う。
この違いは原作範囲を考えるうえでもかなり重要。
前半だけ先に細かく確認できるからこそ、「制作側が原作をどれくらいの速度で扱っているのか」という実データに近い材料が手に入ったわけだ。
放送前の予想記事より、今の方が一段精度の高い読み方ができる。
TV版1〜6本目相当は原作どこまで?1巻の対応を一覧で検証
では核心。
TV版前半6本目相当は、原作漫画のどこまで使っているのか。
公式STORYを見ると、TV版は1本目「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」、2本目「スーパーの裏で添えるふたり」、3本目「スーパーの裏で贈るふたり」、4本目「スーパーの裏で学ぶひとり」、5本目「スーパーの裏でかけるふたり」、6本目「スーパーの裏に残る匂い」という構成だ。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
一方、原作コミックス1巻は2022年8月25日発売。佐々木と田山の出会いから始まり、1〜16本目と0本目が収録されている。スクウェア・エニックス公式書誌でも1巻の発売日と基本設定が確認できる。 スクウェア・エニックス マガジン+1
ABEMA限定先行版と原作の各エピソードを照合した公開情報では、対応は次のように整理されている。なお、これはアニメ公式が公表した「原作対応表」ではなく、公開されたアニメ内容とコミックス収録話を照合した対応の目安として見てほしい。 note(ノート)
TV版 ABEMA限定版 原作1巻の対応目安 構成上の特徴
1本目 #1〜#2 1本目、2本目 佐々木と田山の出会いから関係の開始
2本目 #3〜#4 3・4本目、6・5本目 一部で原作順を入れ替え
3本目 #5〜#6 7・8本目付近、8・9本目 消臭ミストや周辺人物をまとめて構成
4本目 #7〜#8 10本目、13・14本目 原作11・12本目より先の話を先に使用
5本目 #9〜#10 12本目、15・11本目 原作順を大きく組み替え
6本目相当 #11〜#12 16本目、0本目 健康診断と8年前の過去へ接続
見てもらうと分かるけど、アニメは原作1本目から16本目までを機械的に順番どおり映像化しているわけじゃない。
特にTV版4〜5本目相当では、原作の順序を前後させながら、その回で描きたい感情の流れに合わせて組み直している。
これはかなり重要だ。
単純に「1話で原作3話進んだから残りも同じ」と計算できない。
アニメ側は原作の“番号”ではなく、エピソード同士の感情的なつながりを優先して再構成しているように見えるからね。
1本目は「出会い」より、二つの顔を知らない佐々木を作る回
TV版1本目では、仕事に疲れた佐々木が行きつけのスーパーSへ向かう。
彼の癒やしは煙草と、店員・山田さんの接客だ。
しかし目当ての山田に会えず、煙草を吸える場所も見つからない。
そこで声をかけてきたのが、少し奇抜な雰囲気の田山。
彼女に案内され、二人はスーパー裏の喫煙所で話すようになる。公式STORYでも、この出会いが1本目の中心として紹介されている。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
読者と視聴者は山田と田山の関係を知っている。
でも佐々木は気づいていない。
だから本作の面白さは、単なる年の差ラブコメだけじゃない。
佐々木が二人の女性だと思って接している相手を、視聴者は一人の人間として見ている。
この情報差が、何でもない会話をずっと面白くしているんだ。
2〜3本目で「偶然会った人」から「いつもの人」になる
2本目では、新卒社員を泣かせてしまった佐々木が自分の振る舞いを反省し、田山と話す。
3本目では、田山からもらった消臭ミストのお返しをしようとする佐々木がスーパー裏へ行き、別の店員とも接点を持つ。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
派手な事件はない。
でも、この「また会う」が重要なんだよね。
最初は煙草を吸うために入った場所だったスーパー裏が、少しずつ田山と会うための場所へ意味を変えていく。
脚本で日常ものを作るとき、同じ場所の反復には強い意味がある。
背景が変わらないぶん、視聴者は「人の距離がどれだけ変わったか」に気づきやすくなるからだ。
4〜5本目は原作順を組み替えて関係性を優先
4本目は、ガラケーが壊れてスマホを使い始めた佐々木に田山が操作を教える話。
5本目では、スーパー裏を掃除していた後藤に水をかけられた佐々木が服の乾くのを待ち、その中で田山との関係が話題になる。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
原作対応を見ると、このあたりから掲載順どおりではなくなる。
僕はここがアニメ版の構成を読むうえで大事だと思ってる。
制作側がやっているのは「原作を何本入れられるか」というパズルじゃない。
TV1本の中で、佐々木と田山の関係が一歩進んだと感じられる短編を束ねている。
だから後半も、巻数だけから到達地点を推測するのは危険なんだ。
6本目相当で1巻16本目と0本目まで届く
そして原作範囲予想で最も重要なのが6本目相当。
公式STORYの6本目「スーパーの裏に残る匂い」では、健康診断の結果から佐々木に禁煙の可能性が生まれ、日常になっていた田山との一服が最後になるかもしれない状況が描かれる。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
ABEMA限定版#11はこの健康診断周辺、#12は田山の記憶に残る8年前のサラリーマンに関するエピソードになっている。ABEMAの#12公式ページでも、8年前に出会った人物を田山が思い出せずにいる内容が確認できる。 ABEMA
原作対応の整理では、
- ABEMA #11=1巻16本目
- ABEMA #12=1巻0本目
となっている。 note(ノート)
そして1巻は1〜16本目+0本目という構成。
つまり公開済み材料を照合すると、TV版前半6本目相当で、原作1巻に収録された本編エピソードはほぼ一通り映像化対象になっていると判断できる。
ここは「公式が前半6話=1巻と発表した」という意味じゃない。
あくまで、
公式STORY・公式ON AIR・ABEMA限定版・原作収録内容を照合した結果、そう判断できる
という話だ。
この区別は大事にしたい。
でも予想の材料としてはかなり強い。
なぜなら、放送前に使えた「一般的な1クール作品は何巻くらい進む」という統計的な感覚より、本作自身が実際に選んだ構成の方がずっと参考になるからだ。
なぜ4巻33本目より3巻終盤が本命?2〜4巻の内容を比較
ここから後半6本を考えてみよう。
原作2巻は2023年1月25日発売。
スクウェア・エニックス公式書誌では、健康診断の誤診後も佐々木が田山との夜の一服を続け、スーパーSの新しい店員が増え、関係が少しずつ変化した先に豪雨の日の出来事が訪れる巻として紹介されている。 スクウェア・エニックス マガジン
TV版6本目が健康診断を扱うなら、7本目以降から2巻の流れへ移るのはかなり自然だ。
しかも2巻は1巻と少し構造が違う。
収録話の整理を見ると、本編だけでなく幕間や小話が細かく挟まっており、17〜20本目のような単行本限定エピソードも含まれる。公式マンガUP!側でも17〜20話が単行本限定話であることが案内されている。 マンガUP!
つまり、「1巻に17エピソードあったから2巻も同じ時間が必要」という計算にはならない。
複数の短い幕間を一つのTVエピソードへ統合すれば、後半は前半より巻数が進みやすい。
だから僕も「12本目まで2巻で終わる」とは見ていない。
本命を3巻に置く理由はここだ。
3巻は25〜28本目で、1クール最終盤に置きやすい
3巻は2023年7月25日発売。
スクウェア・エニックス公式書誌では、豪雨の一夜を経た田山の思い、佐々木の既婚疑惑、個性的な新店員との出来事、年明けに佐々木へ届く知らせによって二人の関係が動く巻として紹介されている。 スクウェア・エニックス マガジン
収録範囲は25〜28本目が中心。 GPSNEWS
ここが第1期後半の着地点としてすごく使いやすい。
前半では、
「知らない人と偶然一服する」
ところから始まった。
そこから2巻で周囲の人物や豪雨の出来事が加わる。
3巻では季節も進み、佐々木と田山が互いを「いつもの相手」以上の存在として意識する材料が増える。
これなら12本を一本のシリーズとして見たとき、
出会い→日常化→周囲の介入→関係の自覚
という流れが作れる。
原作28本目付近までを一つの候補に置くと、単に「3巻だからキリがいい」のではなく、感情の段階としても区切りが作れるんだ。
4巻は29〜33本目で、明確に「次の段階」へ入る
4巻は2024年1月25日発売。
スクウェア・エニックス公式紹介では、佐々木が田山との間にできた「大切な関係」を少しずつ受け入れ始め、新しい一年へ入っていく内容だと説明されている。 スクウェア・エニックス マガジン
収録範囲の整理では29〜33本目。33本目自体はスクウェア・エニックス公式のマンガUP!でも公開単位として確認できる。 マンガUP!+1
だから3巻と4巻には、意外と大きな境目がある。
3巻までが、
「この関係って、思っていたより大事なのかもしれない」
と気づいていく段階。
4巻は、
「大事な関係として少しずつ受け入れていく」
段階だ。
この違い、脚本上はかなり大きい。
もし第1期を3巻終盤で終えれば、4巻から自然に“次章”を始められる。
逆に4巻33本目まで第1期へ入れるなら、後半6本で少なくとも2巻・3巻・4巻を渡ることになる。
前半6本相当で1巻をじっくり扱った作品としては、かなり速度差が生まれる。
4巻33本目まで入れるなら何を削る必要がある?
ここが今回の記事で一番具体的に考えてみたいところ。
仮にTV版7〜12本目で4巻33本目まで進めるなら、後半には、
- 2巻の新しいスーパーS店員たち
- 田山と佐々木の関係の変化
- 豪雨の出来事
- 3巻の年末へ向かう流れ
- 佐々木の既婚疑惑
- 新店員にまつわるエピソード
- 年明けの出来事
- 28本目付近の関係性の変化
- 4巻29〜33本目の新しい一年
と、かなり多くの材料が入ってくる。 スクウェア・エニックス マガジン+2スクウェア・エニックス マガジン+2
もちろん不可能ではない。
本作は短編を束ねられる構成だから、アニメ側が大胆にエピソードを統合すれば4巻へ進める。
ただし、その場合は幕間や周辺人物との会話をかなり選別する必要が出てくる。
前半では、そういう一見すると本筋ではない時間も丁寧に使っていた。
だから僕は、
**3巻終盤=最も自然
4巻序盤=十分あり得る
4巻33本目=可能性は残るが、後半の圧縮がかなり必要**
という順番で見ている。
放送前の「4巻33本目予想」を完全否定するつもりはない。
情報が増えたことで、優先順位が変わったという理解が一番フェアだと思う。
もう一つ判断材料になるのが、発表済みキャラクターだ。
アニメ公式では、佐々木役・佐藤拓也さん、山田/田山役・星希成奏さん、後藤役・行成とあさんに加えて、大野役・豊口めぐみさん、小畑役・安田陸矢さん、前澤役・日笠陽子さん、鈴木役・高橋伸也さんまで発表されている。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
つまり後半で「佐々木と田山だけ」の世界から周囲へ広がるのはほぼ間違いない。
ただ、キャラクターが出ることと、4巻最後まで進むことは同義じゃない。
むしろ3巻には既婚疑惑や新店員など、周囲の人物を使って二人の関係を揺らす材料がしっかりある。 スクウェア・エニックス マガジン
発表済みキャストを見ても、3巻まで進む予想とは相性がいいんだ。
アニメの続きは漫画何巻から?3巻から読むのが安全
では、アニメを見終えて原作へ移る場合は何巻から読めばいいのか。
2026年8月13日午前時点では最終到達話が未発表なので、まだ「4巻からで確定」とは言えない。
僕の予想どおり3巻終盤、28本目付近まで進んだ場合は、純粋な続きとしては4巻が第一候補になる。
ただ、アニメだけを見た人に僕が勧めるなら3巻からだ。
理由は前半の対応表を見れば分かる。
アニメ版は原作を番号順に消化していない。
5本目相当までですでに、
原作の順序を前後させる。
複数話をまとめる。
同じテーマのエピソードを一つのTV回へ配置する。
という再構成が行われている。 note(ノート)
だから仮にTV12本目が原作28本目付近を使ったとしても、
3巻に入っている幕間や細かなやり取りまで全部同じ形で映像化されるとは限らない。
『ヤニすう』では、そこが結構大事なんだよね。
この作品の面白さって、「事件の結果」だけ追っても半分くらい逃げてしまう。
佐々木が何気なく言った一言。
田山の返事までの間。
第三者が二人を見ているときの反応。
前なら笑って流していたことを、少しだけ気にするようになる瞬間。
そういう積み重ねが後から効いてくる。
だから、
**最短で続きを知りたいなら4巻候補。
アニメとの差分まで味わいたいなら3巻から。**
これが現段階では一番すすめやすい読み方だと思う。
ちなみに原作コミックスは、2026年7月24日に第9巻が発売された。
スクウェア・エニックスの作品ページでも9巻が最新刊として掲載され、書誌ページにも発売日が2026年7月24日と明記されている。 スクウェア・エニックス マガジン+1
刊行日は、
1巻が2022年8月25日。
2巻が2023年1月25日。
3巻が2023年7月25日。
4巻が2024年1月25日。
その後も刊行が続き、2026年7月24日の9巻まで発売されている。 スクウェア・エニックス マガジン+4スクウェア・エニックス マガジン+4スクウェア・エニックス マガジン+4
なので、アニメ第1期が3〜4巻付近で終了しても、原作ストックにはかなり先がある。
ただし、ストックが多いからといって第1期で急いで消化する理由にはならない。
12本で大切なのは「何冊処理できるか」ではなく、どの段階まで関係を育てれば一区切りとして気持ちいいかだからね。
筆者の考察|最終回候補として3巻28本目付近が面白い理由
ここからは事実ではなく、アニメ批評・脚本構成を見てきた僕なりの予想だ。
僕が3巻終盤、特に28本目付近を一つの有力な区切り候補として見ている理由は、本作のドラマが「出来事」ではなく「関係の定義」で進んでいるから。
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』には、普通の連続ドラマみたいな巨大なゴールが見えにくい。
敵を倒すわけじゃない。
大会で優勝するわけでもない。
犯人を突き止めるわけでもない。
佐々木はスーパーへ来る。
田山と会う。
煙草を吸う。
話す。
そして帰る。
だいたいそれだけ。
なのに話が進んでいる。
何が進んでいるのかというと、二人が相手をどう位置づけるかなんだよね。
第1話の田山は、佐々木にとって「知らない若い女性」。
何度か会えば「スーパー裏で会う人」。
さらに進むと「今日もいるかもしれない人」。
会えなくなりそうになると「会えないと困る人」。
そして原作3〜4巻へ行くと、その関係をもう少し言葉に近づけて考える段階へ入る。3巻公式紹介でも年明けの知らせによって二人の関係が揺れることが示され、4巻では佐々木が田山との間にある「大切な関係」を受け入れ始める流れが明示されている。 スクウェア・エニックス マガジン+1
ここをシーズンで切るなら、
**第1期=その人が「大切な関係」になるまで。
次の段階=大切だと気づいた関係をどう扱うか。**
という分け方ができる。
僕はこれがかなり美しいと思う。
前半6本で1巻を使ったこと自体が制作方針を示している
個人的に、最終到達巻以上に重要だと思っているのはここ。
公開情報を照合する限り、前半6本目相当で1巻の1〜16本目+0本目をほぼ一巡する。 note(ノート)+1
制作側が本当に「できるだけ多く原作を進めたい」と考えていたなら、もっと速くできたはずなんだ。
短い話を大量に束ねる。
会話を削る。
幕間を飛ばす。
そうすれば2巻へもっと早く進める。
でも実際はそうしていない。
同じスーパー裏へ何度も戻ってくる。
同じ二人が似たような位置で話す。
それでも時間を使う。
ここには意味があると思う。
視聴者自身にも「この場所に何度も来た」という記憶を作らせているんじゃないか。
最初に見たスーパー裏と、6本目で見るスーパー裏。
背景としては同じ。
でも印象は違う。
最初は「知らない女に連れてこられた場所」。
今は「二人が会う場所」。
物語の舞台は変わっていないのに、意味だけが変わる。
これは日常劇でかなり強い演出なんだ。
だから僕は、後半だけ急に“巻数消化モード”になるより、同じ思想で二人の時間を積み上げていく可能性を高く見ている。
4巻33本目まで行くなら、逆に構成変更そのものが見どころになる
とはいえ、4巻33本目予想を完全に消していいわけでもない。
前半と後半で速度が変わる理由はある。
1巻は世界観と関係性を立ち上げる巻だから、丁寧に描く価値が高い。
一方、視聴者がキャラクターを理解した後なら、短編同士をより大胆につなげても感情を追いやすくなる。
2巻以降には幕間も多い。
アニメオリジナルのつなぎ方で複数エピソードを一気に処理する可能性もある。
だから今後、TV版7本目あたりから原作の進み方が目に見えて速くなれば、4巻到達説は一気に現実味を増す。
逆に7〜8本目でも豪雨周辺をじっくり描くなら、3巻終盤説がさらに強くなる。
見るべきポイントは「巻数」そのものより、
TV7〜9本目で原作2巻をどのくらいの速度で処理するか。
ここだと思う。
これが今回、単純な「何巻まで?」予想に加えて注目したい新しい見方だ。
後半最初の3本を見るだけで、かなり答えへ近づけるはず。
まとめ
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』のTVアニメは、公式Blu-rayの収録情報から1本目〜12本目までの全12本構成と確認できる。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
また、ABEMA限定先行配信版の全12本はTV版全12本の先行公開ではなく、TV版1〜6本目を約10分ずつに分割・再編集したもの。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
2026年8月13日午前時点ではTV版6本目の本放送前だが、公式STORYには6本目の内容が公開され、ABEMA限定版ではTV前半6本目相当まで確認できる。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり+1
それらを原作と照合すると、前半6本目相当で原作1巻の1〜16本目+0本目をほぼ一通り使用する構成と判断できる。ただし、これは公式が発表した巻数対応ではなく、公開済み内容から導いた分析だ。 note(ノート)+1
そのペースを踏まえた僕の現時点での予想は、3巻終盤付近が本命、4巻序盤までなら十分あり得る。4巻33本目まで行くには後半6本でかなり強い再構成が必要というもの。
特に3巻は25〜28本目を中心に、豪雨後の関係、佐々木の既婚疑惑、新しい店員、年明けの出来事がまとまり、4巻からは佐々木が田山との「大切な関係」を受け入れていく次の段階へ入る。 GPSNEWS+2スクウェア・エニックス マガジン+2
アニメ終了後に漫画を読む場合、3巻終盤まで進めば続きは4巻が候補。
ただしアニメでは原作順の変更や統合がすでに確認できるため、細かな会話や幕間まで拾いたいなら3巻から読むのが安全だ。
そして2026年8月時点の原作最新刊は、7月24日に発売された第9巻。 スクウェア・エニックス マガジン
結局、『ヤニすう』で面白いのは「12話で何冊消化するか」だけじゃない。
第1話ではただ煙草を吸える場所だったスーパー裏が、最終話までにどこまで二人にとって大切な場所へ変わるのか。
そこを丁寧に描く方針が後半も続くなら、僕は3巻終盤で一度煙を切る構成がかなり作品らしいと思ってる。
よくある質問
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』アニメは全何話?
TV版は1本目〜12本目までの全12本構成。
公式Blu-rayではVol.1に1〜3本目、Vol.2に4〜6本目、Vol.3に7〜9本目、Vol.4に10〜12本目を収録すると発表されている。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
なお、ABEMA限定先行配信版も全12本だが、こちらはTV版1〜6本目を約10分ずつに分割した再編集版で、TV版全12本を先行公開したものではない。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり
アニメは漫画の何巻まで描かれそう?
公式には未発表。僕の予想では3巻終盤付近が本命で、4巻序盤が上振れ候補。
公開済みの前半6本目相当を原作と照合すると1巻の内容をほぼ一巡する構成なので、4巻33本目まで進むには後半でかなり消化速度を上げる必要がある。 note(ノート)+1
アニメの続きは漫画何巻から読めばいい?
アニメが3巻終盤で終了した場合、続きだけなら4巻が有力候補。
ただしアニメではエピソードの順序変更や統合が行われているため、原作ならではの幕間や細かなやり取りまで楽しみたい人には3巻からをおすすめしたい。最終的な開始巻はTV版12本目の放送後に改めて原作と照合するのが確実だ。
アニメ批評家|脚本研究家|ファンマーケター
神崎 悠真



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