『正反対の君と僕』漫画全巻まとめ!最初から最後まで読む巻数を確認

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『正反対な君と僕』の漫画は全8巻・全65話で完結。最初から読むなら、1巻から8巻まで順番にそろえればOKだ。

作者は阿賀沢紅茶先生、出版社は集英社。第1巻は2022年7月4日、最終8巻は2025年3月4日に発売され、少年ジャンプ+でも作品は「完結済み」「JC全8巻発売中」と案内されている。

「何巻まで買えば最後まで読める?」「9巻は出ている?」「全巻そろえるといくら?」「アニメを見て原作を最初から読みたい」という人向けに、まず重要な情報をまとめるとこうなるよ。

確認したいこと 答え
漫画は全何巻? 全8巻
本編は完結している? 完結済み
本編は全何話? 全65話
最終巻 8巻
最終8巻の発売日 2025年3月4日
9巻はある? 本編の続刊としてはなし
最初から読む順番 1巻→2巻→3巻→4巻→5巻→6巻→7巻→8巻
紙の新品8冊の定価合計 5,764円(税込)
関連小説 『正反対な君と僕 サニー&レイニー』※漫画9巻ではない

なお、作品名を「正反対の君と僕」と覚えている人もいるかもしれないけど、正式タイトルは『正反対な君と僕』。「の」ではなく「な」なので、全巻セットや電子書籍を探すときは正式名で検索すると見つけやすいよ。

ではここから、全8巻の発売日、収録話、物語の流れ、全巻価格まで順番に整理していこう。

『正反対な君と僕』漫画は全何巻?全8巻・全65話で完結

最初に結論をもう少し正確に整理しておこう。

『正反対な君と僕』の漫画本編は1巻から8巻まで。連載本編は第1話から第65話まであり、第65話「正反対な君と僕」で完結している。

少年ジャンプ+では第65話が2024年11月25日に公開され、現在の作品ページにも「完結済み」「JC全8巻発売中」と明記されている。コミックス最終8巻には第59話から第64話に続いて「最終話 正反対な君と僕」が収録され、番外編と巻末描き下ろしも入っている。

つまり、「8巻まで読んだけど続きの9巻があるのかな?」と探す必要はない。

漫画本編の最後まで読む目的なら、8巻でゴールだ。

作品の主人公は、明るく元気に見えながら周囲の視線をかなり気にしてしまう鈴木と、自分の意見をはっきり言える物静かな男子・谷くん。

1巻では、谷くんに片思いしている鈴木が、周りを気にして素直に話せない状態から少しずつ踏み出していく。集英社の第1巻紹介でも、この二人の対照的な性格から物語が始まることが確認できる。

タイトルだけを見ると「性格が正反対な男女の恋愛漫画かな?」と思うよね。

もちろん、それは作品の大きな入口。

でも全8巻を通して読むと、僕は「正反対」という言葉が鈴木と谷だけを指しているわけではないように感じる。

山田と西、平と東、そのほかの友人たちも、それぞれ人との距離の取り方や、自分の感情を言葉にするスピードが違う。

積極的に見えて実は迷っている人もいれば、冷静そうに見えて気持ちを整理できていない人もいる。

だから本作は単純な「陽キャ×静かな男子」という一本線ではなく、人によって違うコミュニケーションの仕方そのものを描いた青春群像劇として読むと、後半ほど面白さが増してくるんだ。

そして、長さが全8巻というのも大きい。

何十巻も続く作品ほど身構える必要はない一方、2〜3巻の短期作品ほど急いで関係を畳む必要もない。

鈴木と谷の恋だけでなく、周囲の友人関係、季節の移り変わり、進路の悩みまで描くための時間がきちんと確保されている。

「完結済み作品を一気に読みたい」という人には、かなり手を伸ばしやすい巻数だと思う。


『正反対な君と僕』全8巻の発売日・収録話・内容を一覧で確認

ここからは、1巻から8巻までを一覧で見ていこう。

価格は集英社が案内している紙版の税込価格。物語の内容は大きなネタバレを避けながら、「その巻ではどんな時期や関係が中心になるのか」が分かる程度にまとめているよ。

巻 発売日 本編収録話 紙版価格 主な流れ
1巻 2022年7月4日 第1話〜第6話 660円 鈴木と谷の関係が動き始める
2巻 2022年10月4日 第7話〜第14話 660円 夏祭り、夏休み、文化祭へ
3巻 2023年3月3日 第15話〜第22話 715円 おうちデートや文化祭後の関係を描く
4巻 2023年7月4日 第23話〜第31話 715円 修学旅行編で複数の関係が動く
5巻 2023年11月2日 第32話〜第40話 715円 クリスマス、大晦日、元日、初詣
6巻 2024年3月4日 第41話〜第49話 715円 山田と西の関係、バレンタイン、3月
7巻 2024年8月2日 第50話〜第58話 792円 花見、新学期、クラス替え、受験への不安
8巻 2025年3月4日 第59話〜最終第65話 792円 進路や将来、各人物の関係が最終局面へ

各巻の発売日・価格・収録話は集英社の書誌情報で確認できる。1巻は第1〜6話、2巻は第7〜14話、3巻は第15〜22話、4巻は第23〜31話、5巻は第32〜40話、6巻は第41〜49話、7巻は第50〜58話、8巻は第59話から最終話までという、きれいな連番になっている。

ここで注目したいのが、全65話が8冊にかなり無駄なく配置されていること。

1巻だけは第1話のボリュームもあり6話収録。その後は8〜9話前後を軸に進み、最終8巻は第59〜65話に加えて番外編と巻末描き下ろしまで収録されている。

1〜2巻は鈴木と谷の距離が一気に動く

1巻では第1話「鈴木と谷」から始まり、第2話「谷から鈴木へ」、第3話「初デート!」など、二人の関係が形になっていく過程が描かれる。

続く2巻では夏祭り、夏休み、文化祭と、高校ラブコメらしいイベントが一気に増える。

集英社の紹介でも、鈴木と谷が夏祭りへ行く話に加え、山田にも「気になる人」ができ、勉強会や文化祭へ展開していくことが示されている。

ここで面白いのは、恋人になること自体を延々と最終目標にしないところ。

「付き合えるのか、付き合えないのか」だけで長く引っ張るのではなく、関係が一つ進んだら今度は付き合った二人がどう会話するかへ焦点が移っていく。

この切り替えの早さが、本作のテンポを作っている。

3〜4巻は二人だけの恋からクラスの人間関係へ広がる

3巻では鈴木が谷くんを自宅へ招くおうちデートが描かれ、その一方で山田と西の関係にも変化が見え始める。第15話から第22話までを収録している。

4巻では修学旅行編がスタート。

鈴木と谷が同じ班になり、自由行動を二人で回る約束をする一方、西も山田を意識し始めるなど、恋愛の視点が複数の人物へ広がっていく。

僕はこの4巻あたりが、作品の見え方が変わる一つの境目だと思っている。

序盤だけなら「鈴木と谷という正反対な二人のお話」と説明できる。

でも修学旅行のような集団の中で過ごすイベントを入れることで、「二人きりなら言えること」と「友達が周りにいると言えないこと」の差が見えてくるんだ。

恋愛の障害が悪役や大事件ではなく、気遣い、遠慮、思い込み、空気の読みすぎ。

そこが『正反対な君と僕』らしい。

5〜6巻は冬のイベントと山田・西の関係が大きく進む

5巻では鈴木と谷が初めて二人で迎えるクリスマスが描かれる。

さらに山田は、西と連絡先を交換してから時間が経ったことで「告白すべきか」と考え始める。第32話から第40話までにはクリスマスイブ、大晦日、元日、初詣と冬のイベントが連続する。

6巻では山田と西の物語がさらに前へ進む。

互いへの気持ちは意識しているのに、タイミングを逃してしまう山田と、一歩を踏み出しきれない西。そのもどかしさが大きな軸となり、第46話にはバレンタイン、第48話には「3月」が置かれている。

このあたりまで読むと、本作で描かれている「正反対」は性格だけじゃないと分かってくる。

同じ「好き」という気持ちがあっても、すぐ言える人、考えてから動く人、考えすぎて動けない人がいる。

感情の大きさより、感情をどう処理するかが人によって違う。

そこを複数のカップル候補で見せるから、恋愛漫画としての厚みが出てくるんだよね。

7〜8巻は「恋愛」から「この先の人生」へテーマが広がる

7巻では鈴木の誕生日を祝う花見から始まり、クラス替え、受験、新学期といった「変化」が前面に出てくる。

集英社の紹介でも、楽しい時間の中で鈴木がクラス替えや受験への不安を抱えること、東も平への気持ちを整理できず悩むことが示されている。

そして8巻。

鈴木は谷くんの家で勉強している際、彼の志望校とは別の大学の過去問を見つける。

自分が谷くんの選択肢を狭めているのではないか――という不安が生まれ、恋愛と進路が切り離せない問題として浮上してくる。平と東の関係も最終局面へ進み、第65話「正反対な君と僕」で本編は完結する。

ここまで来ると、第1巻との違いがかなり鮮明だ。

最初の鈴木が悩んでいたのは、「谷くんにどう話しかけよう」「周囲からどう見えるだろう」という目の前の問題。

最終盤では、「相手の将来を尊重することと、自分がそばにいたい気持ちをどう両立するか」という、ずっと大きな問いになっている。

同じ“相手を気にする”でも、1巻と8巻では意味が違う。

この変化を8冊かけて見られるのが、全巻で読む大きな魅力だと思う。


『正反対な君と僕』を読む順番は?1巻から8巻まででOK

読む順番はものすごくシンプル。

1巻→2巻→3巻→4巻→5巻→6巻→7巻→8巻。

これで漫画本編の第1話から第65話までを順番に追える。

途中に別タイトルを挟まなければ話が分からない、という構成ではない。

全8巻の本編話数も連番になっているので、「何巻か抜かしても本筋だけ追える?」という読み方より、最初から続けて読むほうが本作には合っていると思う。

なぜなら『正反対な君と僕』は、大きな事件より細かい会話の積み重ねが効いてくる漫画だから。

前の巻で相手の言葉をどう受け取ったのか。

以前は言えなかったことを、今は言えるようになったのか。

誰かの考え方を知ったことで、自分の考え方まで変わったのか。

そういう数センチ単位の変化が、後半で効いてくる。

たとえば、山田と西の関係が気になるから6巻だけ読むことも物理的にはできる。

東と平が気になるなら7〜8巻を先に見ることもできる。

でも、それだと「なぜその一言にこれほど迷うのか」という温度が抜けやすい。

全8巻なら、超長期シリーズと比べれば一気読みもしやすい。

せっかくなら1巻から会話の積み重ねごと追うほうが、本作の良さを味わいやすいと僕は思う。

小説『サニー&レイニー』は9巻ではない

関連書籍として、『正反対な君と僕 サニー&レイニー』も刊行されている。

集英社の書誌情報では2023年11月2日発売、阿賀沢紅茶先生と西馬舜人先生によるJUMP j BOOKS作品で、ある一日を3組の視点から描く連作短編集として紹介されている。紙版価格は858円(税込)。

ただし、これは漫画第9巻ではない。

漫画本編を最後まで読みたいだけなら、購入必須ではないよ。

本編全65話は漫画1〜8巻ですでに完結しているので、小説は「もっとこの人物たちの空気感に触れたい」という人向けの関連作品として分けて考えると分かりやすい。

この区別、地味だけど全巻検索ではかなり大事。

作品によっては小説版、ファンブック、外伝コミック、続編が検索結果に混ざって、「全部買わないと完結しないの?」と分かりにくくなることがある。

『正反対な君と僕』については、漫画本編=全8巻と覚えておけば迷わない。


『正反対な君と僕』全巻はいくら?新品5,764円と中古セットの注意点

紙の漫画を新品で1〜8巻までそろえる場合、各巻の税込定価を合計すると5,764円になる。

内訳はこうだ。

  • 1巻・2巻:各660円
  • 3巻〜6巻:各715円
  • 7巻・8巻:各792円
  • 合計:5,764円(税込)

計算すると、

660円×2冊+715円×4冊+792円×2冊=5,764円

となる。

漫画全巻ドットコムでも、2026年9月16日確認時点で『正反対な君と僕(1-8巻 全巻)』の紙新品セットは5,764円(税込)と掲載され、出版社は集英社、作者は阿賀沢紅茶、最新刊発売日は2025年3月4日、作品タグは「完結」と表示されている。

つまり紙の新品セットについては、「セットだから特別な8冊構成になっている」というより、通常版1〜8巻をまとめてそろえる形と考えれば分かりやすい。

ただし、ネットで全巻を買うときに一つだけ本当に気をつけてほしい。

それが、商品名に「全8巻セット」と書かれていることと、現在8冊全部を一度に買えることは同じではないという点だ。

たとえばブックオフ公式オンラインストアには「【コミック】正反対な君と僕(全8巻)セット」という商品ページがある。

ところが2026年9月16日にページを確認した時点では、表示は「一部在庫なし」「全8点中5点」だった。内訳表示では中古2点・新品3点となっており、1巻、2巻、3巻、7巻、8巻には在庫表示がある一方、4〜6巻は在庫なしだった。

つまりページ名だけ見て、

「全8巻セットだから、カートに入れれば8冊届く」

と思うのは危ない。

これは『正反対な君と僕』に限った話ではなく、中古書店のシリーズまとめページ全般で確認しておきたいポイントだ。

全巻を一度にそろえたいなら、商品名ではなく“購入対象の冊数”を見る。

これを覚えておくと失敗しにくい。

特に新品と中古が混在する販売ページでは、

  • 1〜8巻がすべて購入対象になっているか
  • 中古と新品が何冊ずつなのか
  • 表示価格は8冊分なのか、一部巻だけなのか
  • 欠けている巻を別に買う必要がないか
  • 送料を含めた最終金額はいくらになるか

まで確認したい。

ブックオフの同ページでも在庫状態は変動するため、この記事で確認した数字はあくまで2026年9月16日時点のもの。

漫画全巻ドットコムの商品価格や在庫、電子書籍のキャンペーン、ポイントなども変わる可能性があるので、実際に購入するときは各販売ページの最新表示を確認してね。

「中古のほうが必ず安い」とは限らない

ここも意外と見落としやすい。

中古全巻セットは新品より大幅に安いイメージがあるけど、作品の人気、在庫量、巻ごとの流通状況によって価格差は変わる。

漫画全巻ドットコムでは中古1〜8巻の商品ページも存在するが、取得できたページでは税込5,470円で品切れ表示になっていた。新品5,764円との差は294円なので、この表示だけなら「中古だから半額近い」という状況ではない。

もちろん中古価格も在庫も動く。

だから「とにかく中古」という決め方より、

8冊そろうか、状態は希望に合うか、送料込みでいくらか

まで見比べるほうがいい。

個人的には、全8巻という比較的コンパクトな作品だからこそ、この比較はしやすいと思う。

30巻、50巻ある作品だと1冊ずつ状態や価格を見るだけでも大仕事だけど、8巻なら一覧で確認しやすい。

「安く買えたと思ったら4巻だけない!」という状態を避けるためにも、購入前に巻数を1〜8まで指差し確認するくらいでちょうどいいよ。


全8巻だから読みやすい?『正反対な君と僕』の構成を考察

ここからは書誌情報ではなく、筆者としての作品解釈として読んでほしい。

僕は『正反対な君と僕』にとって、全8巻という長さはかなり作品テーマと噛み合っていると感じている。

理由は、この漫画が「恋が実るかどうか」だけではなく、誰かとの関係を通して自分自身の考え方を知っていく物語だからだ。

鈴木は明るい。

谷は静か。

表面だけ見れば、タイトル通りの分かりやすい正反対だよね。

でも読み進めると、この対比はどんどん単純ではなくなっていく。

鈴木は人と話すこと自体には慣れているけれど、「周りからどう見えるか」を考えすぎる。

谷は口数が多いタイプではないけれど、自分がどう感じたのかを比較的はっきり持っている。

つまり「明るい=コミュニケーションが得意」「静か=コミュニケーションが苦手」という単純な図ではない。

話す量と、自分の意見を言えるかどうかは別なんだ。

ここが本作の面白いところ。

4巻の修学旅行で「二人の恋」から「集団の中の関係」へ変わる

この特徴がよく見えるのが4巻だと思う。

1〜3巻では鈴木と谷の距離が大きな中心になっていた。

でも4巻の修学旅行では、クラスという集団の中で複数の関係が同時に動く。鈴木と谷だけではなく、西が山田を意識する様子なども並行して描かれる。

僕が脚本やシリーズ構成を見るときに気にしているのが、「イベントがただの飾りになっていないか」ということ。

夏祭り。

文化祭。

修学旅行。

クリスマス。

バレンタイン。

ラブコメで何度も見てきた定番イベントだよね。

でも『正反対な君と僕』では、イベントを置いただけで「今回は修学旅行回です!」と終わらない。

一つ前の出来事を経験した人物が、次のイベントに入る。

だから似たような状況でも、反応が変わる。

1巻の鈴木と4巻の鈴木は同じ鈴木だけど、人との距離の取り方はまったく同じではない。

この経験が次の話へ持ち越される感覚が、全巻を続けて読むとすごく分かりやすい。

5〜6巻では「好き」の表現方法を別の人物で見せる

さらに5〜6巻では、山田と西の関係が大きくなる。

5巻で山田が告白について考え始め、6巻では互いに気持ちを意識しながら、それでもタイミングや勇気の問題が立ちはだかる。

鈴木と谷とは、進み方が違う。

ここが大事だと思う。

もし全員が同じように恋をして、同じように告白して、同じように付き合うだけなら、サブキャラクターの恋愛はメインカップルのコピーになってしまう。

でも本作では、人によって「好き」の扱い方が違う。

自覚するまでの時間も違う。

口に出すまでの時間も違う。

相手にどう伝えればいいのか分からない度合いも違う。

だから鈴木と谷を見ることで山田と西が分かり、山田と西を見ることで逆に鈴木と谷の特徴も分かる。

複数の関係が鏡のように互いを映している。

僕はこれが、『正反対な君と僕』を単なる一組のカップル漫画より広く見せている仕掛けだと思う。

7〜8巻では「好きな人」と「自分の未来」を同時に考える

そして一番大きな変化が7〜8巻。

7巻では、花見や新学期という明るいイベントの裏に、クラス替えや受験という「今のままではいられない」という問題が入ってくる。

これまで学校イベントは、人との距離を近づける舞台だった。

ところが後半になると、同じ学校生活の時間が「終わりへ近づいている」ことを知らせる時計になる。

ここがうまいんだよね。

春が来る。

新学期になる。

普通なら新しい始まりに見える。

でも高校生活の終盤では、新学期は卒業や進路が近づく合図でもある。

そして8巻では、谷の志望校とは別の大学の過去問を鈴木が見つけることで、恋人同士でいることと、それぞれが自分の未来を選ぶことが同時に問われる。

第1巻の問いが、

「好きな人にどう近づこう?」

だったとすれば、最終巻では、

「好きな人がいる中で、自分と相手の人生をどう尊重する?」

に近づいている。

この変化はかなり大きい。

そして僕は、ここまで進んだからこそ8巻完結に納得感がある。

恋人になったところをゴールにすると、作品はもっと早く終われたかもしれない。

逆に恋愛のトラブルを次々追加すれば、もっと長く続けることもできたはず。

でも本作は、そのどちらにも寄りすぎなかった。

付き合う前だけでなく、付き合った後に人がどう成長するかを描き、未来を考えるところまで進んで終わる。

だから「全8巻しかない」というより、「8巻の中で必要な時間を進め切った」という印象のほうが近い。

全巻で読むと「正反対」というタイトルの意味も広がる

もう一つ、全8巻を続けて読むからこそ見えてくるのがタイトルだ。

最初は鈴木と谷が正反対。

そこは分かりやすい。

でも登場人物が増え、それぞれの考え方が分かってくると、「正反対」は二人だけの専売特許じゃなくなっていくように僕には見える。

山田と西にも違いがある。

東と平にも違いがある。

友達同士でも、同じ出来事への反応は違う。

一方で、正反対に見える二人が話してみれば、意外と同じことで悩んでいたりもする。

人間って、「似ている」「正反対」の二択では測れないんだよね。

ある部分は正反対。

別の部分は似ている。

それでも話すことで、相手の考え方を少し理解できる。

本作の会話が魅力的なのは、その「完全には分かり合えないけど、分かろうとする」という距離感があるからだと思う。

そして全巻を読み終わったあとに第1巻へ戻ると、序盤の会話が少し違って見える。

最終盤までの経験を知っているから、「この人、最初はこんなところで悩んでいたんだ」と成長が分かる。

完結作品を一気読みするメリットって、単に待たなくていいことだけじゃない。

始点と終点を短い時間で見比べられることなんだ。

『正反対な君と僕』は、その読み方とかなり相性がいい作品だと感じる。

まとめると、『正反対な君と僕』の漫画本編は全8巻・全65話で完結済み。

第1巻は2022年7月4日、最終8巻は2025年3月4日に発売されている。第65話は少年ジャンプ+で2024年11月25日に公開され、8巻にはその最終話まで収録されている。

最初から最後まで読みたいなら、1巻から8巻まで順番に読めばOK。

紙版新品の定価合計は5,764円だが、中古やセット商品の在庫・価格は変動する。「全8巻セット」という商品名だけで判断せず、実際に1〜8巻の8冊が購入対象になっているかまで確認しておくと安心だ。

そして物語としては、鈴木と谷の恋だけを追う作品ではない。

夏祭り、文化祭、修学旅行、クリスマス、バレンタイン、新学期、受験、進路と季節を進めながら、山田、西、平、東たちの関係も重ね、「人によって気持ちの伝え方は違う」というテーマを膨らませていく。

8巻という読みやすい長さの中で、高校生活と人間関係の変化を最後まで追える。

アニメから原作へ入りたい人にも、完結済みの青春ラブコメをまとめて読みたい人にも、まずは「全8巻」と覚えておけば迷わないよ。


よくある質問

『正反対な君と僕』の漫画は全何巻?

全8巻で完結している。

本編は全65話で、少年ジャンプ+の第65話「正反対な君と僕」が最終話。コミックス8巻に最終話まで収録されている。

『正反対な君と僕』を最初から最後まで読むには何巻必要?

1巻から8巻までの8冊を読めばOK。

1巻の第1話から8巻の最終第65話まで連続しており、漫画本編を完結まで読むために別シリーズを途中へ挟む必要はない。

『正反対な君と僕』9巻はある?

漫画本編の続刊としての9巻はない。

関連書籍『正反対な君と僕 サニー&レイニー』は刊行されているが、これは漫画9巻ではなく小説作品。漫画本編は8巻で完結している。

神崎 悠真(かんざき ゆうま)
アニメ批評家|脚本研究家|ファンマーケター

青春・学園・ラブコメ
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