『正反対の君と僕』漫画は何巻まで?最新巻までの巻数をわかりやすく整理

青春・学園・ラブコメ
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『正反対な君と僕』の漫画は全8巻で完結済み。最新巻かつ最終巻は、2025年3月4日に発売された第8巻だよ。

アニメから入って「原作は何巻まで?」「9巻は出る?」「最後まで読むなら何冊必要?」と気になった人向けに、発売日・全65話との関係・各巻の内容まで一気に整理していくね。

  1. 『正反対な君と僕』漫画は何巻まで?全8巻で完結済み
    1. 正式タイトルは『正反対「な」君と僕』
  2. 最新巻8巻はいつ発売?連載完結日との違いも整理
    1. 第8巻には第59話から最終話までを収録
  3. 『正反対な君と僕』全8巻の発売日・価格・内容一覧
    1. 約2年8か月で1巻から8巻まで刊行
  4. 1巻から8巻まで何が描かれる?ネタバレ控えめに整理
    1. 1巻|鈴木と谷、“正反対”な二人の物語が始まる
    2. 2巻|夏祭りと文化祭、二人の世界がクラスへ広がる
    3. 3巻|おうちデートと山田・西の関係
    4. 4巻|修学旅行が関係性の転換点になる
    5. 5巻|クリスマスと山田の決意
    6. 6巻|山田と西の恋が大きく動く
    7. 7巻|恋愛だけでなく進級と受験が迫る
    8. 8巻|進路を通して“相手を尊重する”意味へ
  5. 漫画9巻は出る?『サニー&レイニー』との違い
    1. 「最新巻」と「最新の関連書籍」は別物
  6. なぜ全8巻でも読み応えがある?完結までの構成を考察
    1. 「付き合う瞬間」を最終ゴールにしなかった
    2. 1巻と8巻では「正反対」の意味が変わっている
    3. 主人公以外の恋愛が“別解”になっている
    4. 最終巻で恋愛を「人生の選択」へつなげた意味
    5. 全8巻だからこそ成長の線が見えやすい
  7. アニメから漫画を読むなら?2026年時点で完結まで追える
    1. アニメ化で注目されても原作巻数は増えない
  8. 『正反対な君と僕』漫画は全8巻|今から読む人が覚えるポイント
  9. よくある質問
    1. 『正反対な君と僕』の漫画は何巻までありますか?
    2. 『正反対な君と僕』8巻の発売日はいつですか?
    3. 『正反対な君と僕』9巻は発売されますか?

『正反対な君と僕』漫画は何巻まで?全8巻で完結済み

結論から言うと、阿賀沢紅茶先生の漫画『正反対な君と僕』はジャンプ・コミックス全8巻で完結している。

集英社の第8巻公式書誌では2025年3月4日発売と案内され、作品紹介にも第8巻で物語が完結することが明記されている。現在の『少年ジャンプ+』作品ページにも「完結済み」「JC全8巻発売中」と表示されているため、「8巻まで発売中で、9巻を待っている作品」ではない。

まず、検索した人が知りたい情報だけを先にまとめるとこうなる。

  • 正式タイトル:『正反対な君と僕』
  • 作者:阿賀沢紅茶
  • 出版社:集英社
  • レーベル:ジャンプ・コミックス
  • 掲載媒体:少年ジャンプ+
  • 本編コミックス:全8巻
  • 最終巻:第8巻
  • 第8巻発売日:2025年3月4日
  • 本編連載:完結済み
  • 最終話:第65話
  • 連載最終話公開日:2024年11月25日

つまり、漫画で鈴木と谷たちの物語を最初から最後まで読みたいなら、1巻から8巻までの8冊を読めば本編を完走できる。

ここはかなり分かりやすい。

アニメ放送中の作品を検索すると、「原作漫画もまだ続いているのかな?」と思いやすいけど、『正反対な君と僕』の場合は逆なんだ。

2026年にアニメから作品を知った人でも、漫画本編についてはすでに結末まで読める。

個人的には、これって今から入る人にとってかなり大きなメリットだと思う。

好きになった勢いのまま原作へ移っても、「最新刊まで追いついたのに続きが出るまで半年待ち」という状態にならない。物語をどこまで読むか、自分で決めやすいんだよね。

正式タイトルは『正反対「な」君と僕』

検索すると「正反対の君と僕」と入力されるケースもあるけど、正式な作品名は『正反対な君と僕』。

「の」ではなく「な」が正しい。

集英社の書誌、『少年ジャンプ+』、TVアニメ公式サイトでもすべて『正反対な君と僕』の表記になっている。

ちょっとした違いだけど、コミックスや電子書籍を探すなら正式タイトルを覚えておくと迷いにくいよ。


最新巻8巻はいつ発売?連載完結日との違いも整理

『正反対な君と僕』の最新巻は第8巻で、紙版・デジタル版ともに2025年3月4日に発売された。

集英社公式では紙版が税込792円、B6判224ページとして案内されている。価格は今後の販売形態やストア側のキャンペーンなどで実際の支払額が変わる可能性もあるので、購入するときは各書店の最新表示を確認してね。

ここで少し混乱しやすいのが、「漫画が完結した日」と「最終巻が発売された日」は別ということ。

『少年ジャンプ+』では第65話「正反対な君と僕」が2024年11月25日に公開されていて、これが本編の最終話だ。

時系列にすると、

2024年11月25日:第65話公開、Web連載完結

↓

2025年3月4日:コミックス第8巻発売、単行本も全巻そろう

という流れだね。

だから、「2024年に完結した」と書かれている情報も、「2025年に最終巻が出た」と書かれている情報も、どちらかが間違いというわけではない。

見ている基準が違うだけなんだ。

この違いを知らないと、「2024年完結なの? 2025年完結なの?」とちょっとモヤモヤする。

検索ユーザー目線では、連載は2024年11月25日に終了し、コミックスとして完結した状態になったのが2025年3月4日と覚えておくのが一番スッキリすると思う。

第8巻には第59話から最終話までを収録

集英社のデジタル版目次を見ると、第8巻には第59話から第64話、そして最終話「正反対な君と僕」が収録されている。

さらに番外編や巻末描き下ろしも収められている。

つまり第8巻は、単に「最後の数話をまとめただけ」の巻ではない。

鈴木と谷の進路、東と平の関係など、それまで積み上げてきたテーマを着地させる最終ブロックになっている。

僕はこの構成がかなり好きなんだよね。

物語の終盤で突然まったく別の巨大事件を起こすのではなく、それまで何度も描かれてきた「相手と自分は違う」という問題を、進路という高校生にとって現実的なテーマへ接続している。

だから最後まで読んだときに、「最初からずっと同じ話を、少しずつ深くしていたんだな」と気づける。


『正反対な君と僕』全8巻の発売日・価格・内容一覧

「何巻まで?」と調べたなら、全巻の発売日も一度に確認できたほうが楽だよね。

集英社の公式書誌で確認できる紙版の情報を中心にまとめると、こうなる。第1巻は2022年7月4日に660円で発売され、第2巻も660円。第3巻から第6巻までは各715円、第7巻と第8巻は各792円となっている。

巻数 発売日 紙版定価(税込) 物語の主なポイント
1巻 2022年7月4日 660円 鈴木と谷の関係が動き出す
2巻 2022年10月4日 660円 夏祭り・夏休み・文化祭
3巻 2023年3月3日 715円 おうちデート・山田と西の変化
4巻 2023年7月4日 715円 修学旅行で複数の関係が進む
5巻 2023年11月2日 715円 クリスマス・山田の決意
6巻 2024年3月4日 715円 山田と西の恋が大きく動く
7巻 2024年8月2日 792円 花見・新学期・受験への不安
8巻 2025年3月4日 792円 進路と人間関係を描いて完結

紙版の定価を発売時情報で単純合計すると、8冊で5,764円(税込)になる。

ただし、これは各巻の集英社公式定価を足した数字。

電子書籍では販売価格、ポイント還元、クーポンなどが変動することがあるし、紙版も中古本やセット販売では条件が異なる。購入時点の価格は利用する書店で確認してほしい。

約2年8か月で1巻から8巻まで刊行

第1巻が発売されたのは2022年7月4日。

最終8巻は2025年3月4日なので、コミックスは約2年8か月で全8巻がそろったことになる。

数字だけを見ると「意外と短いな」と感じる人もいるかもしれない。

でも、実際に読むとそこまで駆け足には感じにくいんだ。

理由は、作品の時間軸がちゃんと季節と一緒に進むから。

夏休み、文化祭、修学旅行、クリスマス、春、新学期、受験――。

学園ラブコメでおなじみのイベントをただ並べるのではなく、それぞれの季節でキャラクターの関係が少しずつ変化する。

冊数は8巻でも、読後には高校生活をかなり長く見守った感覚が残る。

ここが『正反対な君と僕』の面白いところだと思う。


1巻から8巻まで何が描かれる?ネタバレ控えめに整理

ここからは、「全8巻なのは分かったけど、どんな流れで進むの?」という人向け。

結末そのものの細かいネタバレは避けつつ、各巻の中心になる出来事を追ってみよう。

1巻|鈴木と谷、“正反対”な二人の物語が始まる

第1巻は2022年7月4日発売。

集英社公式の紹介では、周囲の目を気にしてしまう元気な女子・鈴木と、自分の意見を言える物静かな男子・谷の関係から物語が始まる。

鈴木は谷が好き。

ところが、「周囲からどう思われるか」を気にするあまり、好きな人に素直に接することができない。

そこから勇気を出して一緒に帰ろうと誘ったことで、二人の距離が動き始める。

ここで本作が普通の“告白までを引っ張るラブコメ”と少し違うことが分かってくる。

重要なのは、恋が成立するかどうかだけじゃない。

違う性格の二人が、関係を始めたあとどう相手を理解するか。

むしろそっちが本番なんだ。

第1巻は全8巻の設計図みたいな巻で、鈴木が抱える「他人からどう見えるか」と、谷が持つ「自分はどう思うか」という対照が、最後まで形を変えながら続いていく。

2巻|夏祭りと文化祭、二人の世界がクラスへ広がる

第2巻は2022年10月4日発売。

夏祭り、夏休み、勉強会、文化祭などが描かれ、山田をはじめ周囲の人物の恋愛や人間関係も存在感を増していく。

ここからが『正反対な君と僕』のもう一つの顔。

鈴木と谷だけのラブストーリーだと思って読み始めると、いつの間にかクラス全体を眺める青春群像劇になっていくんだよね。

僕はこの広げ方がかなり上手いと思っている。

主人公の出番を削って別作品みたいになるのではなく、鈴木と谷を中心に置いたまま、「恋愛への向き合い方は人によって全然違う」ということを友人たちが見せてくれる。

タイトルの「正反対」が、二人だけの性格差ではなく、人間同士の違い全般へ少しずつ広がっていく巻でもある。

3巻|おうちデートと山田・西の関係

第3巻は2023年3月3日発売。

鈴木が谷を自宅へ招く初めてのおうちデートと並行して、山田と西の関係にも変化が表れる。

このあたりまで来ると、作品の特徴がかなりはっきりする。

誰か一人だけが悩んでいて、他のキャラクターは恋を進めるための便利な相談役――という作りじゃない。

みんなそれぞれ自分の事情を持っている。

会話が得意な人。

考えすぎてしまう人。

相手の気持ちを読みすぎる人。

逆に、相手の気持ちを読み切れない人。

同じ「好き」でもこんなに動き方が違う。

僕は3巻あたりから、本作を「恋愛漫画」というより「コミュニケーション漫画」として読む面白さが一気に強くなると感じている。

4巻|修学旅行が関係性の転換点になる

第4巻は2023年7月4日発売。

修学旅行が大きな舞台となり、鈴木と谷だけでなく、西と山田など複数の人物関係が動き始める。公式紹介でも、鈴木と谷が同じ班になり、最終日の自由行動を二人で回る約束をする展開が紹介されている。

修学旅行って、学園作品では本当に便利なイベントなんだ。

普段とは違う場所に移動する。

一緒にいる時間が長くなる。

班行動という制限ができる。

自由行動では逆に「誰と過ごすか」を自分で選ぶ。

要するに、人間関係をいつもと違う角度から見るための舞台なんだよね。

『正反対な君と僕』はそこをきっちり利用している。

派手な事件を起こさなくても、環境を少し変えるだけで人物の本音が見えてくる。

脚本的に見ると、こういうところがすごく丁寧だと思う。

5巻|クリスマスと山田の決意

第5巻は2023年11月2日発売。

鈴木と谷にとって初めてのクリスマスが描かれ、二人は一緒にケーキを作ることになる。

その一方、山田は西との関係について、告白すべきなのか迷い始める。

この時点で、鈴木と谷は「どうやって付き合うか」ではなく、「付き合っている二人がどう関係を育てるか」という段階。

対して山田と西は、まだその手前にいる。

同じ作品の中に恋愛の違うフェーズが同時に存在しているから、話が単調になりにくいんだ。

これはかなり大きい。

恋愛漫画で同じカップルだけを追っていると、どうしても「またすれ違う」「また仲直りする」という反復になりやすい。

でも本作は別の人物へ視点を渡すことで、恋が始まる前の不安と、始まった後の不安を同時に描ける。

群像劇に広げた意味が、一番分かりやすく見えてくるあたりだね。

6巻|山田と西の恋が大きく動く

第6巻は2024年3月4日発売。

互いへの気持ちを意識しながら告白のタイミングを逃す山田と西の関係が中心となり、山田が状況を変えようと行動を起こす。

1巻から読むと、最初は「鈴木と谷の友達」だった人物に、ここまでしっかり感情移入するようになっていることに驚くと思う。

群像劇で難しいのは、サブキャラクターを深掘りした結果、主人公の物語が薄くなること。

本作はそこを比較的うまく避けている。

なぜなら、山田と西の恋も結局は「自分の気持ちと相手の気持ちは同じとは限らない」という作品全体のテーマにつながっているから。

別の話をしているようで、実はずっと同じテーマの別解を見ている。

ここが全8巻を一本の物語としてまとめている接着剤なんだと思う。

7巻|恋愛だけでなく進級と受験が迫る

第7巻は2024年8月2日発売。

鈴木の誕生日を祝う花見、新学期、クラス替え、受験への不安が描かれ、東も平への感情に悩み続ける。

僕が終盤で特に面白いと感じるのが、この「受験」の入り方。

高校生の恋愛を描くなら、最後にはどうしても進路がやって来る。

同じ学校だから毎日会えた。

同じクラスだから自然に話せた。

でも卒業後はそうとは限らない。

恋人を大切にすることと、自分の将来を選ぶこと。

この二つは、時としてきれいに一致しない。

作品はここで、「好き」という感情だけでは解決できない問題を持ち込んでくる。

1巻では「好きな人にどう話しかける?」だった悩みが、7巻では「相手と将来の選択をどう考える?」まで育っている。

この悩みの成長が、キャラクターの成長そのものなんだ。

8巻|進路を通して“相手を尊重する”意味へ

最終8巻は2025年3月4日発売。

谷の家で勉強していた鈴木は、谷が希望していると思っていた大学とは別の大学の過去問を見つける。

そこから鈴木は、もしかすると自分の存在が谷の進路選択に影響を与えすぎているのではないか、と考えるようになる。

同時に東と平の関係にも変化が起き、物語は最終話へ向かっていく。

ここで描かれる「相手を尊重する」は、かなり深い。

何でも相手に合わせることでもない。

恋人なら同じ道を選ぶことでもない。

むしろ、相手には相手の人生があると理解したうえで一緒にいることなんだ。

第1巻の鈴木は周囲の目を気にして、自分の気持ちを外側の評価に合わせようとしていた。

谷は比較的、自分の考えを言葉にできる人物だった。

でも8巻まで来ると、単純に「鈴木が谷みたいになれば成長」という話にはなっていない。

谷も誰かと付き合うことで、言葉や選択が相手へどう影響するのかを考えるようになる。

二人とも変わる。

でも同じ人にはならない。

ここがすごくいい。

『正反対な君と僕』は、“正反対を解消する物語”ではなく、“違うまま関係を作る物語”なんだ。

全8巻を続けて読むと、その設計がかなりきれいに見えると思う。


漫画9巻は出る?『サニー&レイニー』との違い

「8巻まで発売されている」と聞くと、次に気になるのは「じゃあ9巻はいつ?」だよね。

でも本編漫画は第8巻で完結している。

集英社公式でも第8巻を完結巻として案内し、『少年ジャンプ+』の作品ページも「完結済み」「JC全8巻発売中」としているため、通常の本編続刊として第9巻を待つ作品ではない。

ただ、検索していると別の『正反対な君と僕』関連書籍が見つかる。

それが『正反対な君と僕 サニー&レイニー』。

これは漫画第9巻ではなく、小説作品だ。

集英社のJUMP j BOOKSから2023年11月2日に発売され、原作を阿賀沢紅茶先生、小説を西馬舜人さんが担当している。

内容は、鈴木と谷、西と山田など3組の視点からある一日を描く連作短編集として紹介されている。

整理すると、

漫画本編=1巻~8巻

『サニー&レイニー』=漫画9巻ではなく小説版

だよ。

ここは通販サイトや電子書籍サービスを眺めていると、かなり混同しやすい。

シリーズ名が同じだから、本編の続刊に見えてしまうんだよね。

「最新巻」と「最新の関連書籍」は別物

漫画の巻数を調べるときに覚えておきたいのがこれ。

作品名が付いた書籍が存在する=漫画本編の続刊、ではない。

小説、公式ファンブック、設定資料集、アニメ関連書籍などが出る作品は珍しくない。

だから『正反対な君と僕』で「漫画は何巻まで?」を確認したいなら、見るべきなのはジャンプ・コミックスとして刊行された本編の巻数。

その答えが全8巻だ。

僕はこの区別を記事内ではっきりさせておくのが大事だと思っている。

検索する人は必ずしも出版レーベルの違いまで把握していない。

作品タイトルだけで探していると、関連作品まで「9冊目」に見えてしまうからね。


なぜ全8巻でも読み応えがある?完結までの構成を考察

ここからは、巻数の事実だけじゃなく作品の構造まで少し踏み込んでみたい。

僕は『正反対な君と僕』を、単純に「全8巻の短めの漫画」と呼ぶだけだと少しもったいないと思っている。

より近い表現をするなら、描くべき変化に合わせて8巻で走り切った漫画なんじゃないかな。

「付き合う瞬間」を最終ゴールにしなかった

恋愛漫画にはいろんな型がある。

その中で王道なのは、「二人はいつ付き合うのか」を長い物語のゴールにするタイプ。

告白できない。

ライバルが現れる。

勘違いする。

また近づく。

そうやって交際成立までの距離を楽しませる。

もちろん、その型にはその型ならではの面白さがある。

でも『正反対な君と僕』は、その先を重点的に描く。

重要なのは、

「付き合えるか?」

だけではなく、

「付き合った二人は、違う価値観をどう理解していくのか?」

なんだ。

この問いに切り替わっているから、付き合った後の日常イベントにも全部意味が出る。

夏祭りでの距離感。

文化祭での友人関係。

修学旅行で誰とどう過ごすか。

クリスマスを二人でどう楽しむか。

新学期を迎えたとき、環境の変化をどう受け止めるか。

進路を考えるとき、自分と恋人の人生をどう分けて考えるか。

イベントそのものは王道。

でも、そこに置かれている問いが少しずつ成長していくんだ。

1巻と8巻では「正反対」の意味が変わっている

第1巻では、鈴木と谷の性格が分かりやすく対比されている。

周囲の目を気にする鈴木。

自分の意見を言える谷。

この時点ではタイトルの「正反対」は、キャラクター紹介としてとても理解しやすい。

ところが巻数を重ねるほど、「正反対」はもっと広い意味を持ち始める。

鈴木と谷。

山田と西。

東と平。

友人同士。

恋人同士。

同じ出来事を見ても、人によって受け止め方が違う。

誰かにとって「気にしなくていいこと」が、別の誰かには夜まで考え込むほど大きな問題だったりする。

その違いを「どっちが正しい」で処理しない。

ここが本作の優しいところだと思う。

分かり合う=同じ考えになることではない。

相手が自分とは違う考えを持っていると知ったうえで、話していく。

僕はこれが8巻を貫く一番大きなテーマだと感じている。

主人公以外の恋愛が“別解”になっている

山田と西、東と平たちの関係にも意味がある。

単なる人気キャラクターのサブストーリーではない。

鈴木と谷とは別のコミュニケーション方法を見せることで、「人間関係に一つの正解はない」と伝える役割を持っている。

山田みたいに比較的素直に動ける人もいる。

西のように一言を発するまで頭の中で何周も考えるタイプもいる。

平は自分への評価に迷い、東は感情の扱いに不器用なところがある。

それぞれ全然違う。

だから読者も、「自分は鈴木タイプかな」「いや西の気持ち分かるな」と、自分に近い人物を見つけやすい。

これは作品の間口を広げているだけじゃない。

一組の成功例を“恋愛の正解”として提示しないための仕組みにもなっている。

脚本構造として見ても、かなり機能的だと思う。

最終巻で恋愛を「人生の選択」へつなげた意味

1巻の悩みはかなり身近だ。

好きな人へ話しかけたい。

周囲にどう見られるか怖い。

自分の好意を知られるのが恥ずかしい。

でも8巻では、志望校や進路という人生の選択まで話が進む。

これは単純なスケールアップじゃない。

大人に近づいたからこそ、悩みそのものが変化している。

「一緒に帰りたい」という気持ちと、「どの大学へ行きたいか」という選択では重さが違う。

恋人がいるから進路を変えるのか。

相手のためを思って距離を置くのか。

そもそも「相手のため」だと思っていることは、本当に相手が望んでいることなのか。

こういう問題には、簡単な答えがない。

だからこそ、最終盤でこのテーマを選んだ意味がある。

僕はここに、『正反対な君と僕』が単なる「かわいい高校生カップル漫画」で終わらなかった理由があると思っている。

全8巻だからこそ成長の線が見えやすい

長編漫画には長編漫画の強さがある。

何十巻もキャラクターと過ごせば、読者側にも「一緒に人生を歩いた」ような感覚が生まれる。

一方で『正反対な君と僕』の8巻という長さには、別の利点がある。

最初と最後を比較しやすいんだ。

1巻の鈴木を覚えたまま、8巻の鈴木へ到達できる。

谷も同じ。

山田、西、東、平も同じ。

「あのときならこんな言い方はできなかったよな」

「あのときなら、もっと一人で悩んでいたよな」

そんな変化を追いやすい。

巻数がコンパクトだからこそ、人間関係のビフォー・アフターがぼやけない。

これは全8巻というサイズならではの強みだと思う。


アニメから漫画を読むなら?2026年時点で完結まで追える

2026年にTVアニメから『正反対な君と僕』を知った人にとって、原作が完結済みなのはかなりうれしいポイントだ。

TVアニメは2026年1月11日からMBS/TBS系全国28局ネットで放送を開始し、第2期は2026年7月5日から同じく毎週日曜午後5時枠で放送されている。公式サイトでも、原作が2024年まで『ジャンプ+』で連載された作品であることが紹介されている。

つまり2026年現在、

アニメは展開中だけど、原作漫画は全8巻で最後まで完成している

という状態だ。

これ、原作へ移るハードルがかなり低い。

30巻、40巻と続く作品の場合、「アニメは好きだけど全部集めるのは大変そう」と感じる人もいる。

『正反対な君と僕』は8冊。

もちろん8冊でも決して少ない買い物ではないけど、完結漫画としては全体像を把握しやすい巻数だ。

しかも、アニメで気に入ったキャラクターが鈴木や谷だけじゃなくても楽しめる。

山田と西。

東と平。

渡辺、佐藤、本田たちを含めた友人関係。

原作へ進むと、アニメで感じた「このクラス、ずっと見ていたいな」という魅力をさらに追いかけられる。

アニメ化で注目されても原作巻数は増えない

ここは検索上かなり重要なので、もう一度整理しておこう。

TVアニメ第2期が放送されているからといって、漫画の9巻が新しく出たわけではない。

アニメ展開と原作コミックスの刊行状況は別だ。

『少年ジャンプ+』ではすでに第65話で本編が完結し、集英社公式でも第8巻を完結巻として扱っている。

なので2026年に検索して、

「アニメ2期をやっているなら漫画も10巻くらい出ている?」

と思った人は注意。

漫画は今も全8巻で完結済みだよ。

むしろアニメ化によって原作へ入る人が増える時期だからこそ、「放送中=連載中」と思い込まないのが大事なんだ。


『正反対な君と僕』漫画は全8巻|今から読む人が覚えるポイント

ここまでの内容をまとめよう。

『正反対な君と僕』の本編漫画は、全8巻で完結済み。

最終巻となる第8巻は2025年3月4日に発売された。

一方、『少年ジャンプ+』での本編最終話・第65話は2024年11月25日に公開されているため、「連載完結」と「最終巻発売」では日付が違う。

そして本編を最初から最後まで読みたいなら、必要なのはジャンプ・コミックス1巻~8巻。

『正反対な君と僕 サニー&レイニー』という小説も存在するけど、漫画第9巻ではない。

ここまで押さえれば、「結局何冊買えばいいの?」という疑問はもう解決だね。

個人的には、この8巻という長さ自体が作品の魅力とよく噛み合っていると思う。

『正反対な君と僕』は、大事件を連発して物語を延ばすタイプの作品じゃない。

誰かを好きになる。

自分の言葉がうまく伝わらない。

相手の考えを勝手に想像してしまう。

話してみたら、思っていた答えと違う。

でも、その違いを知ったことで前より少し近づける。

そんな小さな出来事の積み重ねで、人が変わっていく漫画だ。

だから1巻の「一緒に帰れるか」という距離から、8巻の「お互いの将来をどう尊重するか」という距離まで進んだところで、一つの青春物語としてきれいに着地する。

短いから浅いわけじゃない。

むしろ余計な回り道を増やさず、キャラクターの変化を8巻に凝縮したからこそ、読み終えたときに最初と最後がつながって見える。

アニメを見て、

「原作漫画は何巻まで出てる?」

「まだ連載中?」

「最後まで読むのは大変?」

と気になったなら、答えはかなりシンプル。

『正反対な君と僕』は全8巻。2025年3月4日発売の第8巻で、本編コミックスは完結している。

今から読み始めても、鈴木と谷の関係が始まるところから、その先の進路や友人たちの恋まで、自分のペースで結末へ到達できるよ。


よくある質問

『正反対な君と僕』の漫画は何巻までありますか?

全8巻。

集英社公式の第8巻書誌では同巻で完結することが案内され、『少年ジャンプ+』の作品ページでも「完結済み」「JC全8巻発売中」と表示されている。

1巻から8巻まで読めば、本編を最初から最後まで追えるよ。

『正反対な君と僕』8巻の発売日はいつですか?

最終8巻は2025年3月4日に発売された。

紙版は集英社公式で税込792円、224ページと案内されている。

なお、『少年ジャンプ+』で最終話となる第65話が公開されたのは、それより前の2024年11月25日だ。

『正反対な君と僕』9巻は発売されますか?

本編漫画は第8巻で完結しているため、現在確認できる公式情報では第9巻へ続く本編作品ではない。

『正反対な君と僕 サニー&レイニー』という書籍もあるけど、こちらは2023年11月2日に発売された小説版で、漫画第9巻ではない。

結論として、『正反対な君と僕』の漫画は全8巻。第8巻が最新巻であり最終巻だ。

鈴木と谷の“正反対”から始まった物語は、山田と西、東と平をはじめとする友人たちへ広がり、最後には進路や将来という人生の選択まで描いて完結する。

全8巻という読みやすい長さの中で、「好きになる」だけでなく「違う人間同士がどう一緒にいるか」まで描き切っているから、アニメをきっかけに今から原作へ入る人にも追いやすい作品だよ。

執筆:神崎 悠真(アニメ批評家|脚本研究家|ファンマーケター)

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