草薙素子の1/4フィギュアが、劇場版の造形に原作コミック第1巻を思わせる新カラーを重ねて再登場する。
価格は16万8,000円(税込)、発売予定日は2027年3月26日。旧版の基本造形を受け継ぎながら彩色を刷新した、劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』公開30周年ならではのリペイント版だ。
草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITIONとは?発売日・価格・予約情報を整理
今回発売されるのは、バンダイナムコフィルムワークスとグッドスマイルカンパニーによるフィギュアレーベル「With Fans!」の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITION」だ。
最大の特徴は、1995年劇場アニメ版のメインビジュアルをモチーフにした1/4フィギュアを、士郎正宗の原作コミック第1巻表紙をイメージしたカラーへリペイントしていることにある。
つまり、完全新規造形の草薙素子ではない。
すでに存在する劇場版由来の造形を生かしながら、色彩によって原作コミック側のイメージを重ねた商品なんだ。
価格は16万8,000円(税込)、発売予定日は2027年3月26日。
1/4スケールの塗装済み完成品で、台座を含む全高は約275mm。素材にはポリストーン、ポリウレタン、プラスチックが使用され、生産国は中国、対象年齢は15歳以上と案内されている。
商品情報を整理すると、次の通りだ。
- 商品名:GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITION
- レーベル:With Fans!
- 作品:GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
- スケール:1/4
- 全高:約275mm(台座含む)
- 素材:ポリストーン、ポリウレタン、プラスチック
- 価格:168,000円(税込)
- 発売予定日:2027年3月26日
- 生産国:中国
- 対象年齢:15歳以上
- 発売元:バンダイナムコフィルムワークス
- 販売元:グッドスマイルカンパニー
- JANコード:4934569038524
受注についても少し複雑なので整理しておきたい。
2026年1月30日から4月5日まで東京・TOKYO NODEで開催された「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」では、サンプル展示と会場先行受注が実施された。
その後、グッドスマイルカンパニー公式ショップでは2026年4月6日12時から5月13日までを予約期間として案内。予定数量には上限があり、上限へ達した場合は期間内でも受付終了となる可能性がある条件だった。
2026年10月現在は、この公式予約期間自体はすでに終了している。
一方で、取扱店側の予約状況や再受注などは販売先によって異なる可能性があるため、これから購入を検討する場合は現在の予約可否、送料、決済条件、発売予定時期を各ショップで確認するのが安全だ。
ここで最初に押さえておきたいのは、この商品を単なる「草薙素子の新作フィギュア」と見ると、企画の面白さが少し伝わりにくくなること。
新しいポーズを作ったわけでも、劇場版とは別の草薙素子を一から立体化したわけでもない。
映画版の“形”を残し、原作コミックを想起させる“色”を重ねる。
今回の商品を一文で表すなら、これが一番分かりやすい。
旧版と何が違う?草薙素子1/4フィギュアを比較
「結局、前の1/4フィギュアと何が違うの?」という疑問に先に答えると、基本造形は旧版を受け継ぎ、最大の変更点は彩色コンセプトだ。
価格、発売時期、素材表記、商品が置かれた周年の文脈にも違いがある。
まずは新旧を一度に確認してみよう。
| 比較項目 | 旧版「草薙素子」 | ORIGINAL COLORED EDITION |
|---|---|---|
| 基本モチーフ | 1995年劇場版メインビジュアル | 旧版の基本造形を継承 |
| 彩色 | 劇場版のビジュアルを基準 | 原作コミック第1巻表紙をイメージ |
| スケール | 1/4 | 1/4 |
| 全高 | 約275mm(台座含む) | 約275mm(台座含む) |
| 素材表記 | ポリストーン・ポリウレタン・PVC | ポリストーン・ポリウレタン・プラスチック |
| 価格 | 107,800円(税込) | 168,000円(税込) |
| 発売日 | 2022年8月26日 | 2027年3月26日予定 |
| 商品の方向性 | 劇場版メインビジュアルの立体化 | 劇場版造形+原作コミックを意識した新彩色 |
旧版は2021年4月9日から6月9日まで受注され、価格は10万7,800円(税込)だった。発売日は当初2022年3月25日が予定されていたものの、製造遅延により2022年8月26日へ変更されている。
旧版では原型制作をにゃばー、彩色を伊澤靖(monolith)、3DCGイメージをPOLY-TOYSが担当。
さらに、劇場版でキャラクターデザイン・作画監督を務めた沖浦啓之と、色彩設計を担当した遊佐久美子の監修を受けて商品化され、A5判の特別認定証も付属していた。
つまり旧版は、1995年劇場アニメのメインビジュアルを立体へ移すこと自体に大きな意味があった。
一方、今回のORIGINAL COLORED EDITIONは、その造形資産を生かしながら原作コミック第1巻の色彩イメージへ視点を切り替えている。
なお、公式発表では今回の商品について「2021年に制作された1/4スケール 草薙素子」のリペイント版と説明されている一方、旧版の実際の発売日は延期後の2022年8月26日だ。
この二つは矛盾しているわけではなく、「企画・制作された時期」と「最終的な商品発売日」の基準が違うと考えると分かりやすい。
価格差も大きい。
10万7,800円から16万8,000円なので、単純な差額では6万200円になる。
ただし、ここから「塗装を変えただけで6万円値上がりした」と結論づけるのは慎重になりたい。
両商品の案内時期には約5年の差があるうえ、メーカーが今回の販売価格について、旧版から上がった理由を個別項目に分けて説明しているわけではないからだ。
原材料費、物流費、為替、製造規模などさまざまな要素を想像することはできる。
ただ、それらのどれが今回の価格形成にどの程度影響したかまでは確認できないので、事実として比較できるのは旧版10万7,800円、新版16万8,000円というところまでに留めたい。
ここは高額商品の記事ほど大事な部分だと思う。
理由が公開されていない価格差を、もっともらしいストーリーで埋めてしまわない。
作品考察では自由に想像していいけれど、商品情報は一線を引いて扱ったほうが信頼できるからね。
なぜ原作コミック第1巻カラーなのか?公開30周年で生まれた再解釈
ORIGINAL COLORED EDITIONで一番面白いのは、色を変えたことそのものより、なぜその色を選んだのかだ。
公式の商品説明では、劇場アニメのメインビジュアルをモチーフにしたフィギュアへ、原作コミック第1巻の表紙をイメージした彩色を施したと説明されている。
背景にあるのは、1995年公開の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の公開30周年だ。
士郎正宗の漫画を原作とする劇場版は、押井守監督によって一本の映画として再構築され、原作漫画とはまた異なるテンポや空気、草薙素子像を提示した。
ここが『攻殻機動隊』という作品の面白いところなんだ。
同じ「草薙素子」でも、原作漫画と1995年劇場版では、読者・視聴者が感じるキャラクターの温度がかなり違う。
劇場版の素子は、静かな都市の中で自分自身の存在を確かめるような人物として映る。
映像にも水、ガラス、暗い都市、反射、無機質な建築といったモチーフが多く、身体の強さとは逆に、彼女の意識は常に内面へ潜っていくように感じられる。
一方、士郎正宗の原作漫画には、より情報量の多い画面、技術や社会システムに対する膨大なアイデア、キャラクター同士の軽快なやり取りが同居している。
もちろん「映画は暗い、漫画は明るい」と単純化できる話ではない。
ただ、同じ人物を扱いながら作品のリズムや色彩の記憶が違うのは確かだ。
今回のフィギュアは、その二つを新規造形で混ぜるのではなく、かなり大胆な方法を選んだ。
映画版として完成した形を固定したまま、色だけ原作側へ引き寄せた。
これは考えてみると、ちょっと不思議な商品だ。
通常、漫画をアニメ化するときは「原作→映像」という方向に変換される。
キャラクターデザインや色彩、芝居、声、時間軸が加わり、漫画だった存在が映像作品のキャラクターになっていく。
今回の商品は、原作から映画へ変換された草薙素子を一度フィギュアという立体へ落とし込み、そこから色彩だけを原作側へ戻している。
言い換えるなら、
原作漫画→劇場アニメ→立体化→原作カラーで再解釈
という少し珍しい往復運動になっているんだ。
僕はここに、この商品の独自性があると感じる。
完全な原作版フィギュアではない。
だからこそ「原作版との違い」と表現するより、「旧版との違い」「原作コミックをイメージした新カラー」と分けて説明したほうが正確だ。
実際、グッドスマイルカンパニーでは別商品として、原作単行本第1巻の表紙イラストをベースにした1/7スケールの草薙素子フィギュアも商品化されている。
こちらは今回の1/4リペイント版とは企画そのものが違う。
この存在を踏まえると、ORIGINAL COLORED EDITIONを「原作版フィギュア」と呼ぶのはなおさら避けたほうがいい。
今回の1/4は、あくまで劇場版メインビジュアル由来の造形へ、原作第1巻表紙をイメージした彩色を与えた商品。
この整理をしておくと、何が新しいのかがかなり見えやすくなる。
草薙素子1/4フィギュアの造形は何が見どころ?義体の表面と内部構造
彩色ばかりに目が向きやすいけれど、そもそもの1/4フィギュアが持っている造形も重要だ。
メーカーの商品説明で強く打ち出されているのが、義体表面の柔らかな造形と、背面を中心に露出した内部構造の硬質な質感の差である。
複数の素材を部位ごとに使い分け、人体らしい曲面と機械構造のコントラストを見せる設計になっている。
これは草薙素子を立体化するとき、かなり本質を突いていると思う。
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』では、草薙素子の身体は単なるキャラクターデザインではない。
人間の身体に見えながら、その多くが人工的な義体で構成されている。
外側だけ見れば滑らかな人体。
視点を変えれば、その身体の内部には機械としての構造がある。
この二重性そのものが、作品の問いにつながっているんだ。
身体を人工物へ置き換えられる世界で、「自分」はどこにあるのか。
記憶が操作されうるなら、自分が自分だと確信する根拠は何なのか。
ネットワークへ意識を接続できる社会で、身体の境界にはどんな意味が残るのか。
だからこそ、義体表面の柔らかさと内部構造の硬さを一つの立体で見せることには、単なるメカディテール以上の意味がある。
草薙素子の身体そのものが、『攻殻機動隊』のテーマを可視化している。
僕はここが、この1/4フィギュアを単なる大型キャラクターフィギュアとは少し違って見せる部分だと思う。
サイズについても補足しておこう。
1/4スケールと聞くと、直立した人物ならかなりの高さを想像するかもしれない。
ところが本商品は台座込みで全高約275mmだ。
理由は単純で、劇場版メインビジュアルをモチーフにした低い姿勢で造形されているから。
つまり「高さ30cm弱だから、それほど大きくない」と考えるのも、「1/4だから50cm級だ」と思い込むのも少し違う。
展示スペースを考えるときは、全高だけでなく横幅や奥行き、台座を含めた設置面積も確認したほうがいい。
特にポリストーンを使った高価格帯完成品は、小型PVCフィギュアと同じ感覚で置き場所を決めると苦労しやすい。
価格が16万円を超える商品だけに、注文前に「置けるか」を考えるのは地味だけど重要だ。
開封した瞬間に飾る場所を探すより、先に展示場所を決めておく。
コレクター向け大型商品では、これも購入判断の一部だと思う。
16万8,000円の新カラーは誰向け?購入前に考えたい3つの判断軸
では、この草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITIONはどんな人に向いているのか。
16万8,000円という価格を考えると、「ファンなら買い」と単純に勧めるような商品ではない。
僕なら、購入前に三つの軸で考える。
第一は、1995年劇場版のメインビジュアルにどれだけ思い入れがあるか。
今回の基本造形はそこから来ている。
草薙素子なら何でもいいのではなく、あの劇場版のポーズ、身体のライン、義体表現そのものが好きかどうかは大きい。
第二は、原作コミック第1巻をイメージした色彩に価値を感じるか。
旧版との差を最も端的に作っているのはここだからだ。
「旧版の映画的な色のほうが好き」という人も当然いるだろうし、反対に「この造形に原作の色が乗るからこそ欲しい」という人もいるはず。
好みの問題なので、どちらが優れているという話ではない。
そして第三は、一体の象徴的なフィギュアへ大きく予算を振るコレクションスタイルに合うか。
16万8,000円あれば、小型フィギュアを複数買うという選択もできる。
だからこの商品は、棚をどんどん埋める方向より、作品を代表する一体を中心に置くコレクションのほうが相性は良さそうだ。
僕なら「草薙素子のフィギュアを持っているか」ではなく、
この造形と、この色の組み合わせを長く手元へ置きたいか
で考える。
高額品では、この問いがかなり重要になる。
限定的だから欲しい。
高いから価値が高そう。
大型だから迫力がある。
そういう外側の理由だけで決めると、時間が経ったときに所有する意味が薄れやすい。
逆に、自分の中に「この色でなければならない理由」があるなら、商品の価値は価格表だけでは測れなくなる。
ここに今回のフィギュア特有の面白さがあるんだ。
草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITIONをどう見る?「色違い」で終わらない理由
ここからは僕自身の考察になる。
ORIGINAL COLORED EDITIONの面白さは、形を変えていないのに、見ている側が別の草薙素子を感じる可能性があることだと思っている。
もちろん、公式が商品へ哲学的な意味まで込めたと断言するつもりはない。
ただ、結果的にこのフィギュアの成り立ちは『攻殻機動隊』という作品が扱ってきたテーマと妙に重なる。
身体にあたる造形は旧版を受け継いでいる。
でも色と商品文脈が変わっている。
それでも同じ草薙素子なのか。
別の解釈が与えられた時点で、別の存在として見るべきなのか。
『攻殻機動隊』では、外見、身体、記憶、情報、意識といった要素を分解しながら「自分を自分たらしめるものは何か」を問い続ける。
そう考えると、同じ造形へ別の色を与える今回の商品は、偶然とはいえ作品そのものと不思議な相性を持っている。
さらに面白いのは、見る人によって呼び起こされる記憶が違うことだ。
1995年劇場版を繰り返し見てきた人なら、造形から映画の場面や都市の空気を思い出すかもしれない。
原作漫画に馴染みのある人なら、彩色をきっかけに士郎正宗の描く情報量の多い世界を連想するだろう。
一つの立体なのに、参照する作品が二方向に開いている。
これが今回の商品で僕が最も評価したいポイントだ。
フィギュアは映像のように時間が流れない。
漫画のようにページもめくらない。
ずっと同じ姿でそこにいる。
だから鑑賞者側が記憶や解釈を持ち込む余白が大きい。
高額なコレクターズアイテムを長く所有するとき、本当に重要になるのは細部の情報量だけではないと僕は思っている。
造形が細かい。
塗装が豪華。
サイズが大きい。
もちろん全部大切だ。
でも10年後にも手元へ置いておきたいと思えるかどうかを左右するのは、見るたびに作品の記憶が戻ってくるかなんじゃないだろうか。
その点でORIGINAL COLORED EDITIONは、原作と1995年劇場版の両方に思い入れがある人ほど、鑑賞のレイヤーが増えるフィギュアだ。
反対に、原作第1巻をイメージしたカラーに特別な思い入れがない場合は、価格を含めて慎重に考えたほうがいい。
単なる「新しいほう」ではない。
完全な「上位版」でもない。
旧版とは、目指している記憶の呼び起こし方が違う。
僕はそんなふうに整理している。
公開30周年の商品として何が面白い?「復刻」ではなく解釈を追加した意味
もう一つ注目したいのが、長寿作品の周年商品としての作り方だ。
30周年だから昔の商品をそのまま復刻する。
もちろん、それにも価値はある。
当時入手できなかった人に機会が生まれるし、オリジナルに近いものを求めるファンもいる。
ただ今回の1/4草薙素子は、旧版をそのまま繰り返す方法を選ばなかった。
象徴的な造形を残しつつ、原作コミック第1巻をイメージした色彩という新しい読み方を追加した。
ここはファンマーケティングの視点から見ても興味深い。
長く続く作品では、時間が経つほどファンの入口が増えていく。
原作漫画から入った人。
1995年劇場版から入った人。
後年のアニメシリーズをきっかけに遡った人。
近年の展覧会や新作展開から知った人。
全員が「攻殻機動隊ファン」でも、頭の中で作品を象徴する絵は同じとは限らない。
だから長寿IPの商品では、一つの正解へ統一するより、異なる世代の記憶を接続する企画が強くなる。
今回のフィギュアは、その分かりやすい例に見える。
映画を象徴する造形を使いながら、原作を象徴する色を重ねる。
片方を消すのではなく、両方を残す。
30年続いた作品だからこそ成立する商品設計だと思う。
それに、色彩だけを変更点の中心へ置いたことも重要だ。
アニメでは、色はつい作画や動きより一段地味な要素として扱われがちだけど、実際にはキャラクターの印象を大きく支配する。
肌の温度。
衣装の素材感。
人工物の冷たさ。
街の湿度。
時間帯。
同じ線画でも、配色が変われば「どんな世界にいる人物なのか」まで違って見える。
ORIGINAL COLORED EDITIONは、その力を立体物の上でかなり分かりやすく体験させてくれる。
形は同じなのに、参照する世界が変わる。
そこが単純なリペイント商品と、このフィギュアの企画性を分けている部分だと僕は考えている。
まとめ:草薙素子1/4フィギュア新カラーは「劇場版の形+原作の色」が核心
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITION」は、1995年劇場アニメの公開30周年を背景に登場する1/4スケールフィギュアだ。
価格は16万8,000円(税込)、発売予定日は2027年3月26日。全高は台座込み約275mmで、ポリストーン、ポリウレタン、プラスチックを使用した塗装済み完成品として案内されている。
旧版は10万7,800円(税込)で、2021年に受注を実施。
当初2022年3月25日に予定されていた発売日は製造遅延により変更され、最終的には2022年8月26日に発売された。
そして新旧最大の違いは、完全な新規造形ではなく彩色にある。
1995年劇場版のメインビジュアルから生まれた形へ、士郎正宗の原作コミック第1巻表紙をイメージした色を重ねる。
これがORIGINAL COLORED EDITIONの核心だ。
だから「原作版フィギュア」と考えるより、劇場版由来の1/4フィギュアを原作コミックの色彩イメージで再解釈した商品と捉えるほうが正確だろう。
16万8,000円という価格は軽くない。
旧版との差額も6万200円ある。
だから購入判断では「新カラーだから」「30周年だから」だけでなく、この劇場版造形と原作カラーの組み合わせに、自分自身がどれだけ意味を感じるかを考えたい。
個人的には、そこがこの商品を評価する一番フェアな物差しだと思う。
作品を長く追いかけていると、キャラクターは一つの姿だけでは記憶されなくなる。
漫画で見た顔。
映画で感じた空気。
音楽と一緒に焼き付いた場面。
後年の作品から逆算して見直した印象。
そうした複数の記憶が積み重なって、一人の草薙素子になる。
ORIGINAL COLORED EDITIONは、その重なりを「劇場版の形」と「原作の色」という極めてシンプルな方法で見せてくれる。
派手な新規ポーズを作ったわけではない。
別キャラクターになったわけでもない。
それでも、色が変われば見えてくる草薙素子も変わる。
僕には、この静かな変化こそ『攻殻機動隊』の30周年商品らしい面白さに思える。
よくある質問
草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITIONの発売日はいつ?
発売予定日は2027年3月26日だ。
公式発表では同日を予定日として案内している一方、販売ページによっては「2027年3月発送予定」のように月単位で表示される場合もある。発売予定は変更される可能性があるため、購入時には利用する販売先の最新表示も確認してほしい。
草薙素子 ORIGINAL COLORED EDITIONはいくら?
価格は16万8,000円(税込)。
1/4スケール、台座込み全高約275mmで、ポリストーン、ポリウレタン、プラスチックを使用した塗装済み完成品として案内されている。
旧版の草薙素子1/4フィギュアとの違いは?
最大の違いは彩色コンセプトだ。
旧版は1995年劇場アニメのメインビジュアルを基にした1/4フィギュアで、10万7,800円(税込)、2022年8月26日発売。ORIGINAL COLORED EDITIONはその基本造形を受け継ぎながら、原作コミック第1巻表紙をイメージしたカラーへリペイントし、16万8,000円(税込)で2027年3月26日の発売を予定している。


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