『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』原作はどれ?小説・漫画との関係を解説

原作小説全4巻と漫画版を並べて『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』の原作関係を確認するアニメファン SF・ファンタジー・アクション
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『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』の原作はあーもんどによる小説で全4巻完結、漫画版は2026年10月時点で9巻まで刊行されている。

アニメから作品を知って、「原作は小説?漫画?」「あんべよしろうは原作者なの?」「原作は何巻まである?」と気になった人もいるんじゃないかな。

最初に役割まで整理すると、物語を書いた著者・原作者があーもんど、原作小説のイラストとキャラクターデザイン原案があんべよしろう、コミカライズ担当がえとうヨナだ。

2026年10月時点で原作小説は全4巻が発売済み。漫画版『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~』は第9巻まで刊行されている。

この記事では、小説・漫画・Web版の違いから全4巻の発売日と内容、クレジットが少し分かりにくい理由、そして原作を最後まで読むことで見えてくる作品の構造までまとめていくよ。

『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』の原作は小説?漫画?

原作は、あーもんどによる小説だ。漫画版は、その物語をえとうヨナが漫画化したコミカライズ作品になる。

2026年10月時点の基本情報を先に整理すると、こうなる。

  • 原作・小説著者:あーもんど
  • 原作小説イラスト:あんべよしろう
  • 原作小説:全4巻
  • 小説第1巻発売日:2021年6月16日
  • 小説第4巻発売日:2023年6月1日
  • コミカライズ:えとうヨナ
  • 漫画第1巻発売日:2022年10月12日
  • 漫画最新刊:第9巻
  • 漫画第9巻発売日:2026年9月11日
  • 出版社:アース・スター エンターテイメント

アース・スター エンターテイメントの小説第1巻の書誌では、「著者:あーもんど」「イラスト:あんべよしろう」と役割が明確に分けられている。

さらにTVアニメ公式サイトでも、あーもんどは「原作」、あんべよしろうは「原作イラスト・キャラクターデザイン原案」、えとうヨナは「コミカライズ」としてクレジットされている。

つまり、「誰が物語を書いたの?」という意味で原作者を知りたいなら、答えはあーもんどだ。

ただし、ここで少しややこしいポイントがある。

漫画版の公式書誌では、「原作:あーもんど」「原作:あんべよしろう」「漫画:えとうヨナ」という表記になっている。

そのため漫画から作品を知った人ほど、「あーもんどとあんべよしろうの共同原作なの?」と迷いやすい。

でも、小説版の書誌とアニメ公式サイトまで合わせて確認すると、役割そのものは整理できる。

あーもんど=小説の著者・原作、あんべよしろう=原作小説のイラスト・キャラクターデザイン原案、えとうヨナ=漫画担当だ。

なお、漫画版であーもんどとあんべよしろうの両名が「原作」と表記される理由について、出版社がその意図まで具体的に説明しているわけではない。

だから「原作イラストを漫画が受け継いだから、この表記になった」と事実のように断定するのは避けたいところ。

確認できる事実としては、小説ではあーもんどが著者、あんべよしろうがイラスト担当であり、アニメでは後者が原作イラスト・キャラクターデザイン原案としてクレジットされている。ここまで押さえておけば混乱しないはずだ。


原作小説は全4巻完結|発売日と内容を巻ごとに整理

『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』の原作小説は、全4巻が発売済みだ。

アース・スター ルナの公式特集では1〜4巻をまとめて確認でき、TVアニメ公式サイトでも原作小説は「1~4巻、好評発売中」と案内されている。

発売日は次の通り。

巻 発売日 主な物語の位置づけ
第1巻 2021年6月16日 カロリーナの政略結婚と新天地での再評価
第2巻 2021年12月15日 結婚後のすれ違いと帝国で起こる異変
第3巻 2022年7月1日 カロリーナをめぐる動きと聖女試験への展開
第4巻 2023年6月1日 聖女試験、フローラとの確執、物語の大団円

全巻とも著者はあーもんど、イラストはあんべよしろう。

原作をこれから読む人にとって大きいのは、非常に長いシリーズを何十冊も追わなければならない作品ではなく、4冊で物語の大きな流れを追えることだろう。

では、それぞれ何が描かれているのか。

ここからは公式の各巻紹介をもとに、核心を必要以上に明かさない範囲で整理していこう。

第1巻|カロリーナの政略結婚から始まる

第1巻の正式タイトルは『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す 1 今代の聖女は姉ではなく、妹の私だったみたいです』。

2021年6月16日に発売され、定価は刊行時点で税込1,320円と案内されている。

主人公は、セレスティア王国の名門・サンチェス公爵家に生まれた次女カロリーナ・サンチェス。

姉のフローラは才色兼備で聖女候補。それに対してカロリーナは姉と比較され続け、自分を才能のない「落ちこぼれ」だと思っている。

そんな彼女に持ち上がったのが、隣国マルコシアス帝国の第二皇子エドワードとの縁談だった。

エドワードには恐ろしい噂があるものの、カロリーナは自分でも国の役に立てるならと政略結婚を受け入れる。

ところが、嫁いだ先で待っていた現実は、彼女が想像していたものとは違っていた。

エドワードや周囲の人々から正当に評価されるようになり、カロリーナを取り巻く環境が大きく変わっていく。

第1巻は、いわば「自分には価値がない」と思っている主人公を、それまでとは違う環境へ移す巻だ。

作品全体のテーマを理解するうえでも、このスタート地点はかなり重要になる。

第2巻|結婚後の恋愛と帝国の異変が動き出す

第2巻は2021年12月15日発売。

カロリーナとエドワードは結婚式を終え、正式な夫婦になっている。

ただし、結婚すればすぐ幸せな夫婦として完成するわけじゃない。

二人の始まりは政略結婚だ。

互いを大切に思い始めていても、「相手も自分を想ってくれている」と確信できず、感情がうまく噛み合わない。

一方、マルコシアス帝国では魔力の暴走、作物の成長や収穫量の変化、魔物の出現率低下など、さまざまな異変が表面化していく。

ここから物語は、単なる「不遇令嬢が優しい夫と出会いました」という恋愛だけでは収まらなくなる。

カロリーナという一人の人物の存在が、周囲の世界とどう関係しているのか。

その疑問が物語のスケールを一段広げていくわけだ。

第3巻|カロリーナの神聖力と聖女試験へ

第3巻は2022年7月1日発売。

カロリーナの持つ力が神聖力であることがセレスティア王国側にも知られ、彼女を取り戻そうとする動きが起こる。

そこでエドワードとギルバートは、カロリーナを守るために動き始める。

さらに彼女の地位を高めるため、マルコシアス帝国でも「聖女試験」を導入する展開へ進んでいく。

第1巻ではカロリーナ自身の認識と周囲の評価に大きなズレがあった。

第3巻まで来ると、そのズレが個人的な問題では済まなくなり、国家や宗教的な制度まで巻き込む「聖女とは誰なのか」という問題へ拡大していく。

全4巻という比較的コンパクトな構成だけど、物語のスケールはきちんと段階を踏んで広がっているんだ。

第4巻|聖女試験とフローラとの確執が大団円へ

最終第4巻は2023年6月1日発売。

ここではカロリーナの強大な神聖力を公にするため、各国から代表者が集まる聖女試験が開かれる。

そして、カロリーナは姉フローラと再び向き合うことになる。

フローラは禁断とされる「マナの秘術」を使って試験に臨み、カロリーナはその異変に気づく。

注目したいのは、カロリーナが姉を単純に打ち負かすことだけを目的にしない点だ。

窮地に陥ったフローラを前に、彼女は救う方向へ動く。

アース・スター ルナの第4巻紹介でも、この巻は二人の確執と関係性の行方を描きながら「大団円」を迎える巻として案内されている。

第1巻から第4巻までを並べると、構成はかなり明快だ。

不遇な環境から離れる→自分を認めてくれる人と出会う→本当の力が社会的にも認識される→かつて自分を縛った姉との関係へ戻る。

この流れが、原作全4巻の大きな骨格になっている。


Web版と書籍版の関係は?本編は2022年5月3日に公開終了

「もともとはWeb小説なの?」「小説投稿サイトで本編を読める?」という疑問も整理しておこう。

小説投稿サイト「小説家になろう」では、あーもんど名義の『【番外編】無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す〜今代の聖女は姉ではなく、妹の私だったみたいです〜』が確認できる。

そのページでは、本編は2022年5月3日に公開を終了したと案内されている。

番外編ページ自体は残っており、確認できる最新エピソード掲載日は2023年9月13日だ。

ここは検索すると少し迷いやすい。

現在Web上で確認できるページのタイトルに「番外編」と付いているため、「これが原作なの?」「本編はどこ?」となりやすいんだよね。

整理すると、本作にはWeb上で発表された小説があり、その後商業書籍として展開された。一方、現在確認できる作者の番外編ページでは、本編のWeb公開終了日が明示されている。

だから、2026年10月時点で原作本編を最初から最後まで追いたいなら、書籍版全4巻を基準に考えるのが分かりやすい。

「Web発の作品なら、今も本編を全部無料で読めるはず」と決めつけないほうがいい。

Web側では番外編を確認し、本編全体については商業書籍を見る。この区別を知っておくだけで探しやすくなる。

※画像はAIによるイメージ

また、アニメ公式サイトに掲載されたあーもんどのコメントでは、あんべよしろうがキャラクターを絵として形にしたこと、えとうヨナが漫画として描いたことへの感謝も語られている。

つまり、小説・原作イラスト・漫画・アニメという順に、同じ物語へ別の表現が重なっていった作品として見ることもできる。

これはメディアミックス作品を楽しむときに結構大事な視点だ。

小説と漫画とアニメは、単に同じ内容を別形式で複製するだけじゃない。

文章なら内面、漫画なら表情やコマ間の距離、アニメなら声・動き・間・音楽と、同じ人物を理解するための情報が媒体ごとに変わる。

特にカロリーナのように「本人の自己評価」と「周囲から見た姿」の差が大きい主人公は、媒体による見え方の違いを比較しやすいキャラクターだと思う。


漫画版はえとうヨナ担当|2026年10月時点で第9巻まで刊行

漫画版のタイトルは、『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~』。

コミック アース・スターで展開され、漫画を担当しているのはえとうヨナだ。

第1巻は2022年10月12日に発売。

そして2026年9月11日には第9巻が発売されている。

TVアニメ公式サイトでも2026年10月時点で漫画版について「1~9巻、好評発売中」と案内されているため、現在の刊行状況はかなり明確だ。

つまり覚え方はシンプル。

原作小説は全4巻、漫画版は9巻まで刊行済み。

「漫画のほうが巻数が多いなら、原作より長い話なの?」と思うかもしれないけれど、小説と漫画の巻数は一対一では比較できない。

小説では文章でまとめられる心理描写や場面でも、漫画では会話、表情、背景、人物の動き、場面転換などをコマとして描いていく。

そのため同じ物語を扱っていても、コミカライズのほうが冊数として多くなることは不自然ではない。

そして本作の場合、漫画化との相性がいいポイントがある。

カロリーナは、自分を低く評価している人物だ。

一方、読者は周囲の人物の表情や反応を同じ画面で見ることができる。

本人は「自分なんて」と思っているのに、周囲から見れば明らかに大切にされている。

この主人公が知っている情報と、読者が画面から受け取る情報のズレを、漫画なら表情や距離感だけでも表現できる。

小説がカロリーナの内面へ入りやすい媒体だとすれば、漫画は「周囲から見たカロリーナ」まで同時に観察しやすい。

同じ物語でも、ここは読み味が変わるところだね。

なお、「漫画第9巻を読んだあと、原作小説の何巻から読めば完全に続きになるのか」については注意したい。

コミカライズでは場面の構成や情報の提示順が変わることがあるため、公式に対応範囲が明示されていない状態で「漫画9巻=小説○巻○章」と推測だけで断定するのは避けたほうがいい。

原作と漫画の違いも含めて楽しみたいなら、小説第1巻から読むのが最も確実だ。


あんべよしろうは原作者?漫画版で「原作」と表記される理由を整理

この作品の書誌情報で、一番混乱しやすいのがあんべよしろうの立ち位置だと思う。

漫画版では、あーもんどとあんべよしろうの両名が原作側として表記されている。

しかし、原作小説の公式書誌を見ると役割は別だ。

あーもんどは「著者」、あんべよしろうは「イラスト」となっている。

TVアニメ公式サイトでは、さらに分かりやすい。

あーもんどが「原作」、あんべよしろうが「原作イラスト・キャラクターデザイン原案」、えとうヨナが「コミカライズ」だ。

そのため、「小説の物語を書いたのは誰?」という質問ならあーもんど。

「原作小説でキャラクターをビジュアル化したのは誰?」ならあんべよしろう。

「漫画として描いているのは誰?」ならえとうヨナという答えになる。

では、なぜ漫画版ではあんべよしろうも「原作」と表記されているのか。

ここについては、出版社が「この理由によって原作表記にしています」と説明した一次情報までは確認できない。

原作小説のイラストとキャラクターデザイン原案を担った人物であり、漫画版でも原作側にクレジットされている――という事実までは確認できる。

ただ、そのクレジット方針の理由をこちら側で推測して、公式見解のように断定するべきではないだろう。

むしろ面白いのは、アニメ公式で3人の役割がきれいに分けられていることだ。

物語の原点を作るあーもんど、キャラクターの視覚的な原案を担うあんべよしろう、漫画表現へ落とし込むえとうヨナ。

メディアミックス作品では、作品の「原作」が文章だけでなく、ビジュアル面も含めて次の媒体へ受け継がれていく。

だからこそクレジットを見るときは、「原作と書いてある=全員が小説本文を書いた」と単純化せず、各媒体で何を担当したのかまで確認したほうが正確なんだ。


小説と漫画で副題が違うのはなぜ?原作を読むと見える作品の軸

原作小説と漫画版では、メインタイトルは同じだけど副題が違う。

原作小説は、

『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す 今代の聖女は姉ではなく、妹の私だったみたいです』。

漫画版は、

『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~』。

もちろん、別々の無関係な作品ではない。

漫画版はあーもんどの原作をもとに、えとうヨナが漫画として描いているコミカライズだ。

ただ、二つの副題を並べると、作品の魅力をどこから読者へ伝えるかが微妙に違って見える。

原作小説の「今代の聖女は姉ではなく、妹の私だったみたいです」は、聖女は本当は誰なのかという正体の反転を強く感じさせる。

漫画版の「公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る」は、不遇だったカロリーナの人生が新天地で変わっていくことを前面に出している。

ファンマーケティングの視点で見ると、これはなかなか興味深い。

同じ物語でも「本当の聖女は誰?」と提示すれば謎や逆転へ興味を向けやすいし、「落ちこぼれ令嬢が嫁ぎ先で幸せになる」と提示すれば恋愛や人生の再出発を期待しやすい。

つまり、原作小説の副題は正体の反転、漫画版の副題は人生の反転を強く打ち出しているように僕には見える。

そして原作全4巻を通して見ると、この二つは実は同じ一本の物語へ収束していく。

※画像はAIによるイメージ

ここからは事実関係を踏まえた僕なりの作品分析になる。

『無自覚聖女』の面白さは、「実は主人公がものすごい力を持っていました」という逆転だけじゃない。

僕が重要だと思うのは、カロリーナが新しく価値を手に入れる話ではなく、最初から存在していた価値を本人が認識できるようになる話として設計されていることだ。

脚本構造として整理すると、大きく三段階ある。

まず序盤では、自己認識の欠落が置かれる。

カロリーナは姉フローラと比較され続けた結果、自分を「才能のない落ちこぼれ」だと思っている。

次に中盤では、環境の変化による再評価が起こる。

エドワードたちと出会い、今までとは違う基準で一人の人間として見てもらうことで、「自分は本当に何の価値もないのか?」という前提が少しずつ揺らいでいく。

そして終盤では、物語の出発点だったフローラとの関係へ戻る。

ここが構造的にきれいなんだ。

主人公が新天地へ逃げて幸せになるだけなら、過去と現在は分断されたままでも物語は成立する。

でも『無自覚聖女』は、カロリーナの自己認識を作った大きな存在である姉との関係へ、聖女試験を通してもう一度戻ってくる。

しかも、その場で重要になるのは「妹のほうが強かった」と証明することだけではない。

窮地に陥ったフローラに対して、カロリーナが何を選ぶのかが問われる。

ここで能力の証明と人格の証明が重なる。

神聖力が強いから聖女なのか。

それとも、その力を誰のために使うかまで含めて聖女なのか。

少なくとも物語としては、後者まで描くことでカロリーナという主人公を完成させようとしているように僕には感じられる。

そして、ここで改めてタイトルの「無自覚」が効いてくる。

カロリーナは自分の力に無自覚だ。

同時に、自分が周囲からどれほど大切にされているかにも鈍感なところがある。

さらに、自分自身の価値についても十分に理解できていない。

つまり能力・恋愛・自己評価という別々のドラマが、「無自覚」という一つの言葉でつながっているんだ。

これが、長いタイトルを単なる説明文で終わらせていない理由だと思う。

「実は最強でした」という爽快感だけを楽しむこともできる。

エドワードとの恋愛を中心に読むこともできる。

フローラとの姉妹関係を追うこともできる。

でも全4巻を一本の物語として見ると、その下にはずっと「他人から与えられた評価と、その人自身の価値は必ずしも同じではない」というテーマが流れている。

だからこそ、カロリーナが評価される場面に気持ちよさがある。

主人公が突然すごい人物へ変身したからじゃない。

読者の側が先に、「もしかして彼女がダメだったんじゃなく、彼女を評価していた環境のほうに問題があったのでは?」と気づけるからだ。

そして小説と漫画では、そのテーマへの入り方も変わる。

カロリーナ自身の考えや感情を文章でじっくり追いたいなら原作小説。

人物の表情、視線、距離、周囲のリアクションまで視覚的に受け取りたいなら漫画版。

どちらか一方が上位互換というより、同じ主人公の「自己認識と現実のズレ」を違う角度から見る二つの入口として楽しむのが、この作品には合っていると思う。


まとめ|『無自覚聖女』原作はあーもんどの小説で全4巻完結

『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』の原作は、あーもんどによる小説だ。

原作小説では、あーもんどが著者、あんべよしろうがイラストを担当している。

第1巻は2021年6月16日、第2巻は2021年12月15日、第3巻は2022年7月1日、第4巻は2023年6月1日に発売。書籍版は全4巻で、第4巻では聖女試験やフローラとの確執を含めて大団円へ向かう。

Webでは番外編ページが現在も確認できるものの、本編については2022年5月3日に公開終了したことが作者ページに明記されている。

そのため、これから原作本編を最初から追うなら、書籍版全4巻を軸にするのが分かりやすい。

漫画版はえとうヨナが担当。

『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~』として展開され、第1巻は2022年10月12日に発売された。

2026年9月11日には第9巻が発売され、2026年10月時点では漫画版1〜9巻が刊行済みだ。

クレジットについても最後に整理しておこう。

あーもんど=原作・小説著者、あんべよしろう=原作小説イラスト・キャラクターデザイン原案、えとうヨナ=コミカライズ担当。

漫画版ではあーもんどとあんべよしろうが原作側として併記されているが、その理由自体を出版社が詳細に説明しているわけではない。

したがって、「あんべよしろうも小説本文を共同執筆した」と解釈するのではなく、小説書誌とアニメ公式で明記された各人の担当を基準に理解するのが正確だ。

そして原作全4巻を読むと、タイトルにある「無自覚」の意味も少し違って見えてくる。

カロリーナが気づいていないのは、強大な力だけじゃない。

自分が誰かに必要とされていること、自分を大切にしてくれる人がいること、そして自分自身に最初から価値があったことにも、彼女は少しずつ気づいていく。

「力への無自覚」と「自分自身の価値への無自覚」が重なっている。

そう捉えると、政略結婚から聖女試験まで広がっていく全4巻の物語が、一つのテーマでつながって見えてくるんだ。


よくある質問

『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』の原作は漫画ですか?

いいえ。原作はあーもんどによる小説だ。

原作小説ではあーもんどが著者、あんべよしろうがイラストを担当。漫画版はえとうヨナによるコミカライズとなっている。

『無自覚聖女』の原作小説は何巻までありますか?

原作小説は全4巻。

第1巻が2021年6月16日、第2巻が2021年12月15日、第3巻が2022年7月1日、第4巻が2023年6月1日に発売されている。原作本編を追いたい場合は、この4冊を順番に読むと分かりやすい。

『無自覚聖女』の漫画は何巻まで発売されていますか?

2026年10月時点で、漫画版は第9巻まで刊行済み。

第9巻は2026年9月11日に発売されている。価格や在庫、電子版の配信状況などは変動する可能性があるため、購入時には出版社や利用する販売サービスの最新情報を確認してほしい。

神崎悠真|アニメ批評家・脚本研究家・ファンマーケター

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