『正反対な君と僕』の谷くんこと谷悠介の声優は坂田将吾さん。2025年7月にキャスト発表され、2026年のTVアニメで鈴木との繊細な距離感を声で表現している。
検索では「正反対の君と僕」と入力されることもあるけど、作品の正式タイトルは『正反対な君と僕』。この記事では谷くんの声優、坂田将吾さんのプロフィールや代表作、主要キャスト、そして「なぜ谷役に合うのか」までまとめて紹介していくよ。
『正反対な君と僕』谷くんの声優は誰?坂田将吾さんと2025年のキャスト発表
まず一番知りたいところから答えるね。
TVアニメ『正反対な君と僕』で、谷くんこと谷悠介を演じている声優は坂田将吾(さかた しょうご)さんだ。アニメ公式サイトのキャスト欄、青二プロダクションの公式プロフィールの双方で確認できる。
しかも「いつキャストが発表されたの?」まで追っていくと、ちょっと面白い経緯が見えてくる。
鈴木役の鈴代紗弓さん、谷役の坂田将吾さんが発表されたのは2025年7月6日。アメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2025」で第2弾PVが公開され、そのタイミングで二人のキャストも解禁された。
つまりアニメ放送が始まる2026年1月より、およそ半年前の段階で「鈴木=鈴代紗弓さん」「谷=坂田将吾さん」という作品の中心になる二人が発表されていたわけだ。
そして、ここからが大事。
坂田さんは公式コメントで、原作『正反対な君と僕』を「少年ジャンプ+」で連載が始まったころから読んでいたことを明かしている。さらに谷役はオーディションで決まったことも本人のコメントから確認できる。
これは声優記事としてかなり重要な情報だと思う。
単に「人気声優を連れてきました」という話ではなく、原作を読んできた役者がオーディションを経て谷役になっている。そのうえ坂田さん自身が、谷を「他人の細かな心の動きを読み取るのが得意ではなく、自分の中で世界が完結しがちな人物」と捉え、鈴木と出会ったあとの変化を表現したいという趣旨のコメントを出しているんだ。
ここまで分かると、「声が合っている」という感想だけでは終わらなくなる。
坂田さんが谷をどう理解して演じ始めたのかまで見えてくるからだ。
坂田将吾さんのプロフィール
坂田将吾さんは青二プロダクション所属の男性声優。
公式プロフィールによると、1月23日生まれ、熊本県出身。趣味は「読書(ラブコメ)」「アニメ鑑賞」、特技は口笛、方言は熊本弁と紹介されている。
谷役の記事で個人的に目を引くのは、やっぱり趣味の「読書(ラブコメ)」だね。
もちろん、「ラブコメ好きだからラブコメの芝居が上手い」と単純につなげることはできない。
ただ、『正反対な君と僕』が扱っているのは、大事件よりも高校生同士の会話、沈黙、勘違い、照れ、言葉を選ぶ一瞬といった小さな感情だ。
ラブコメを読むことが好きで、さらに原作も連載当初から読んでいた坂田さんが谷役を演じているという背景を知ると、キャラクターへの入り口がかなり具体的に見えてくる。
僕はここに、このキャスティングの面白さを感じるんだよね。
『正反対な君と僕』とは?原作・アニメ放送時期と主要キャストを整理
『正反対な君と僕』は、阿賀沢紅茶さんによる同名漫画を原作とした青春ラブコメディ。
原作は集英社の「少年ジャンプ+」で2024年まで連載され、単行本は全8巻。TVアニメはラパントラックが制作し、第1期が2026年1月から放送、第2期は同年7月から放送されている。
第1期は2026年1月11日にMBS/TBS系全国28局ネットの日曜午後5時枠でスタート。第2期は2026年7月5日から同じく毎週日曜午後5時に放送されている。
物語の中心にいるのは、いつも元気だけど周囲の目を気にしてしまう女子・鈴木みゆと、物静かだけど自分の意見をしっかり言える男子・谷悠介。
タイトル通り性格は正反対なんだけど、作品が面白いのは「陽キャ女子×静かな男子」という表面的な対比だけじゃないところなんだ。
鈴木は社交的なのに、人からどう見られるかに揺れやすい。
谷は口数こそ多くないけど、自分がどう思っているかを比較的まっすぐ言葉にできる。
外側は明るいけど内側では迷いやすい鈴木と、外側は静かだけど内側には自分の軸がある谷。
ここまで含めて「正反対」になっている。
アニメ公式サイトも、鈴木と谷が互いを尊重しながら少しずつ理解を深め、友人たちとの学校生活を送るラブコメディとして作品を紹介している。
主要キャラクターと声優を整理すると、こうなる。
キャラクター 声優
鈴木みゆ 鈴代紗弓
谷悠介 坂田将吾
渡辺真奈美 谷口夢奈
佐藤葵 平林瑚夏
山田健太郎 岩田アンジ
東紫乃 島袋美由利
平秀司 加藤渉
西奈津美 大森こころ
本田梨花子 楠木ともり
公式サイトや松竹の作品情報でも、この9人のキャストが掲載されている。
このキャスト表を見ると、鈴木と谷だけの作品ではないことも分かるよね。
山田と西、平と東、渡辺や佐藤、本田など、それぞれコミュニケーションの仕方が違う高校生たちがいるからこそ、「人と分かり合うってどういうこと?」という作品全体のテーマが広がっていく。
僕は『正反対な君と僕』のアニメ版で、キャスティングの一番大事な条件は声単体の派手さではなく、会話の中にちゃんと別々の人間がいるように聞こえることだと思っている。
鈴木のテンポと谷のテンポが違う。
山田の自然体と西の緊張感が違う。
東の落ち着きと平の迷い方が違う。
その「違い」がぶつかるのではなく、一つの教室の空気としてまとまっているところに、このアニメの声優陣の面白さがある。
谷悠介はどんなキャラ?声優・坂田将吾さんの役作りと重なる人物像
谷悠介は、単純な「無口でクールな男子」ではない。
公式プロフィールでは、谷は物静かだが、自分の意見をはっきり言える男子として紹介されている。鈴木から軽いノリで話しかけられても、素っ気なく見える返答をしていた人物だ。
ここを間違えると、谷というキャラクターの印象はかなり変わってしまう。
谷は「人と話すのが怖くて何も言えない人」ではない。
むしろ、自分が思っていないことを無理に言ったり、空気を読んで必要以上に愛想よく振る舞ったりしないタイプなんだ。
それが鈴木から見ると、とてもまぶしい。
周囲の目を気にして「どう思われるかな?」と考えてしまう鈴木にとって、自分の意見をそのまま言える谷は、自分にはないものを持つ存在だからだ。
一方で、谷も最初からコミュニケーションの達人というわけではない。
ここで坂田さん自身の公式コメントが効いてくる。
坂田さんは谷について、他人の細かな感情の変化に気付くことが得意ではなく、どこか自分だけで世界を完結させている人物として捉えている。そして鈴木との出会いで彼がどう変わるのかを演じたいと語っていた。
これ、作品をかなり正確に突いていると思う。
「谷は自分の意見を言えるから完成された人間」というわけじゃないんだよね。
谷には谷の未熟さがある。
鈴木は周囲を気にしすぎて疲れてしまうけど、そのぶん相手の表情や空気にも敏感だ。
谷は他人に流されにくいけれど、そのぶん相手が何を感じているのか察することでは鈴木ほど器用ではない。
つまり二人は、長所まで正反対なら、弱点まで正反対なんだ。
僕はここが、この作品をただの「正反対カップルもの」から一段深くしているところだと思っている。
谷は「感情が少ない」のではなく、表現の量が少ない
アニメで谷を見るときに意識したいのは、谷を「感情が薄いキャラクター」と決めつけないこと。
表情や声量が大きいキャラなら、「今うれしい」「今焦っている」「今怒っている」と分かりやすい。
でも谷の場合は、感情の出力が小さい。
だからこそ、アニメでは声優の演技がキャラクター理解を助ける重要な情報になる。
同じ短い返事でも、本当に興味がないのか、少し考えているのか、照れているのか、相手を気遣っているのかで意味は変わる。
谷のような人物を演じる場合、毎回大きく声色を変えるより、キャラクターの基本温度を守りながら、必要なところだけ少し動かすほうが説得力が出る。
だから坂田さんの谷役を見るとき、「どれだけカッコいい声か」だけで判断するのはもったいない。
むしろ注目したいのは、谷が鈴木や友人たちと関わるにつれ、同じ落ち着いた声の中に何が増えていくのかだ。
ここまで意識すると、谷くんの声がかなり面白く聞こえてくるよ。
坂田将吾さんの代表作は?早川アキやジョニィなど出演歴を紹介
「谷くんの声、どこかで聞いたことがある気がする」
そう感じた人もいると思う。
坂田将吾さんは『正反対な君と僕』以外にも、多数のアニメやゲーム作品へ出演している。
青二プロダクションの公式プロフィールでは、アニメ出演作として『チェンソーマン』早川アキ、『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』ジョニィ・ジョースター、『神の庭付き楠木邸』楠木湊、『千歳くんはラムネ瓶のなか』千歳朔、『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』フェリクス・アーク・リディルなどが掲載されている。
ゲームでは『悪魔執事と黒い猫』フェネス・オズワルド、『18TRIP』蜂乃屋凪、『ブレイクマイケース』新名有なども担当している。
こうして見ると、坂田さんを「クールな青年だけを演じる声優」と捉えるのはちょっと狭い。
作品ごとに人物の年齢や立場、背負っているものが違うから、同じ落ち着いたトーンを使う役でも、その“重さ”が変わってくる。
『チェンソーマン』早川アキとの違いが面白い
坂田さんの出演作として、『チェンソーマン』早川アキを思い浮かべる人は多いはず。
早川アキと谷悠介には、一見すると共通点もある。
どちらも周囲のキャラに比べてテンションが落ち着いていて、感情を大げさに外へ放出する人物ではない。
でも、同じように演じたら成立しない。
アキは物語上、大きな目的や緊張を背負って生きている人物。
一方の谷は、ごく普通の学校生活の中で恋をして、友達と話し、将来について悩む高校生だ。
声に乗せる人生の重量が違う。
ここが声優を追いかける面白さなんだよね。
同じ坂田将吾さんでも、谷まで常に重々しく演じれば『正反対な君と僕』の日常感は壊れてしまう。
逆に軽くしすぎれば、谷のブレなさが弱くなる。
だから谷では、強烈な個性を前へ押し出すのではなく、「普通にそこにいる高校生」として成立させる芝居が求められる。
僕はこの“普通を成立させる難しさ”こそ、谷役を見るうえでかなり面白いポイントだと思っている。
ジョニィ・ジョースターなどを見ると演技幅が分かりやすい
青二プロダクションの公式プロフィールには、『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』のジョニィ・ジョースター役も掲載されている。
谷くんから坂田さんを知った人にとっては、別作品を追うことで役作りの差を確認できるのも楽しい。
声優って、声そのものを完全に別人へ変えることだけが「演じ分け」じゃない。
呼吸の置き方、言葉を前へ出す強さ、相手への距離、返事の速度など、小さな調整でも人物像は変わる。
『正反対な君と僕』は特に、こうした細かな違いが映える作品だ。
なぜなら、必殺技を叫ぶわけでも、大規模な戦いをするわけでもない。
「うん」「そうなんだ」「どうする?」みたいな、現実の高校生活でもありそうな言葉が物語を動かす。
だから普通の一言を「谷悠介が今この場で言った言葉」にできることが、とても大切になるんだ。
なぜ坂田将吾さんの声は谷くんに合う?第1話と第22話から演技を考察
ここからは、公式情報を踏まえつつ僕なりに谷役の面白さを掘り下げてみたい。
結論から言うと、僕が坂田将吾さんと谷悠介の組み合わせで重要だと思うのは、谷を必要以上に“恋愛作品の完璧な王子様”へ寄せないことだ。
谷は魅力的。
でも、その魅力は甘いセリフを連発したり、常に鈴木の気持ちを先回りして完璧な答えを返したりするところにはない。
自分はどう思うのかを自分の言葉で返す。
分からないことは最初から全部分かっているふりをしない。
そこに谷の魅力がある。
第1話は「まだ相手を知らない二人」の距離を見る回
TVアニメ第1話「正反対な君」は2026年1月11日に放送された。
公式あらすじでは、周囲の目を気にしてしまう鈴木が、隣の席にいる物静かで意見をはっきり言う谷へ密かに憧れ、ある放課後に二人で下校することになるところから物語が始まる。
この「一緒に帰る」という場面、ラブコメとしてはかなりシンプルだよね。
でも声優の芝居を見るなら、ものすごく重要。
二人とも、まだ相手との適切な距離を完全にはつかめていない時期だからだ。
鈴木は谷を意識している。
谷は鈴木ほど感情を大きく表へ出さない。
ここで谷まで最初から「鈴木に恋してます」という分かりやすい甘いトーンになってしまったら、二人がゆっくり理解を深めていく作品構造が弱くなる。
だから第1話を見るときは、谷のセリフだけじゃなく、鈴木の勢いに対して谷がどんな速度で返すのかを聞くと面白い。
早く返すところ。
少し置くところ。
淡々と言い切るところ。
そうした差が、キャラクターの距離感になるからだ。
第22話では「好きな相手の人生をどう尊重するか」に変わる
そして2026年9月6日放送の第22話「想いと選択」になると、二人が向き合う問題はかなり変わってくる。
公式あらすじでは、受験が近づくなか鈴木と谷が勉強会を開き、鈴木が谷の進路に対する葛藤へ気付く展開が描かれている。鈴木は自分が谷の選択を邪魔したくないと考えるようになる。
第1話では、「好きな人とうまく話せるか」が大きな問題だった。
第22話まで来ると、「好きな人が自分とは別の人生を選ぶ可能性にどう向き合うか」というところまで関係が進んでいる。
この差がすごく重要なんだ。
付き合えば恋愛が完成するわけじゃない。
むしろ付き合ってから、相手が自分とは違う人間だと本格的に知っていく。
これは『正反対な君と僕』というタイトルにも直結していると思う。
第1話と第22話を続けて見るなら、坂田さんの谷で注目したいのは「声が別人のように変わったか」ではない。
むしろ、谷らしい話し方を維持したまま、鈴木との関係の深まりをどこまで感じさせるかという部分だ。
ここで大げさな演技変更をしすぎると、「谷が成長した」というより「キャラが変わった」ように聞こえてしまう。
変わっている。
でも同じ人。
この難しいラインが、長期シリーズの芝居ではかなり大切なんだよね。
「カッコよくしすぎない」ことが谷の魅力を守る
僕は谷役で一番難しいのは、素っ気なさを「冷たさ」にしないことだと考えている。
谷は鈴木に愛想よくサービスするキャラクターではない。
でも本当に冷酷な声で演じれば、今度は「なぜ鈴木がこんなに谷へ惹かれるのか」が伝わりにくくなる。
逆に最初から優しさを分かりやすく盛りすぎると、公式設定にある「素っ気なくも思える返答」という部分が弱くなってしまう。
つまり必要なのは、
愛想は多くない。でも拒絶しているわけではない。
という絶妙な場所。
谷には「低くてカッコいい声」を乗せれば完成、という簡単な役ではないんだ。
声の温度を上げすぎず、下げすぎず、その場で谷が本当に思っていることだけを置いていく。
そういう引き算の芝居が、このキャラクターには合っていると僕は思う。
坂田さん本人の役理解と物語の方向が一致している
もう一度、キャスト発表時の坂田さんのコメントへ戻ってみよう。
坂田さんは、谷を最初から何でも分かっている人物としては捉えていない。
他人の心の細かな変化に鈍いところがあり、鈴木との出会いによって変化していく人物として見ていた。
そして実際、第1話では鈴木との関係が始まり、第22話では二人が進路という人生の選択まで考える段階へ来ている。
キャスト決定時に語っていた「谷の変化」が、シリーズを通して長い時間をかけて描かれているわけだ。
ここは、今回の記事で特に伝えたいポイント。
谷の声優を知ることは、単なるキャスト確認ではなく、谷というキャラクターがどう変化していくのかを見る入口にもなる。
声優の公式コメントと実際の物語の進み方を重ねると、坂田さんが最初に立てた役への視点がどこにつながっているのか考えながら見られる。
ただ「声が合う」で終わらない楽しみ方だよ。
谷くん役から見える『正反対な君と僕』キャストの魅力と今後の注目点
谷くんの声優を調べている人に、最後にもう一つ伝えたい。
『正反対な君と僕』では、坂田将吾さん一人の芝居だけを切り取るより、相手役との“差”を聞くほうがさらに面白い。
鈴木役の鈴代紗弓さんは、周囲の目を気にして頭の中でたくさん考えてしまう鈴木を担当している。
谷役の坂田さんは、必要以上に言葉を飾らない谷を演じる。
この二人が同じテンション、同じリズムで話したら、「正反対」という関係は声では伝わらない。
鈴木が動くから谷の静けさが目立つ。
谷が急がないから鈴木の焦りが見える。
そして普段静かな谷が少しでも変化したとき、その小さな差が大きく感じられる。
音楽で例えるなら、ずっと全部の楽器が最大音量で鳴っている曲ではないんだ。
静かなパートがある。
余白がある。
だから少し音が増えただけでも、ちゃんと心に届く。
僕には坂田さんの谷が、その「余白」を担当しているように感じられる。
山田・西・平・東まで見ると「正反対」の意味が広がる
『正反対な君と僕』は、鈴木と谷だけを描く作品ではない。
山田、西、平、東など、それぞれ性格も恋愛への向き合い方も違うキャラクターがいる。
誰かは自然に人との距離を縮められる。
誰かは人見知りする。
誰かは自分の気持ちに気付くまで時間がかかる。
誰かは相手を大切に思うからこそ、関係を変えることが怖くなる。
2026年8月30日放送の第21話「過去と今」では、平への想いを自覚した東の気持ちと並行して、卒業後を語る鈴木のそばで谷が浮かない表情を見せる展開が紹介された。続く第22話では、その谷の進路への葛藤がより具体的な問題になっている。
つまり第2期後半では、恋愛が「付き合えるかどうか」だけではなくなっている。
進路。
卒業。
友人との関係。
好きな相手との未来。
高校生という限られた時間が終わりへ向かうことで、それぞれが「この人とどう関わっていきたいのか」を考え始めているんだ。
僕はここが『正反対な君と僕』の強さだと思う。
ラブコメって、「告白して付き合ったらゴール」になりやすい。
でもこの作品では、付き合ったあとにも相手は自分とは違う人間として存在し続ける。
相手を好きだから、同じ道へ進んでほしい。
でも相手を好きだからこそ、相手自身の選択も大切にしたい。
この矛盾を扱い始めると、物語は単なる恋愛成就から「他者を尊重するとは何か」というテーマへ進んでいく。
今後の谷で見るべきなのは“大変身”ではなく変わり方
谷は、突然ものすごくおしゃべりになる必要はない。
鈴木と付き合ったからといって、別人のような甘いキャラクターへ変わる必要もない。
むしろ谷らしさを残したまま、人との関係を自分の世界の中へ少しずつ入れていけるか。
僕はそこが重要だと考えている。
キャラクターの成長って、性格を捨てることじゃないんだよね。
「静かな人が陽気になる」ことだけが成長ではない。
静かな人が静かなまま、以前なら言えなかったことを一言だけ言えるようになる。
一人で決めていた人が、相手の気持ちを聞いてから考えられるようになる。
そういう変化でも、人はちゃんと成長している。
坂田さんがキャスト発表時から意識していた「鈴木と出会ったあとの谷の変化」という視点を踏まえると、谷を見るときに必要なのは派手な変身を探すことじゃない。
変わっていないように見える谷の中で、何が以前と違うのかを探すこと。
これが、声優の芝居まで含めて『正反対な君と僕』を楽しむ一番面白い見方の一つだと僕は思っている。
まとめ|『正反対な君と僕』谷くんの声優は坂田将吾さん
『正反対な君と僕』で谷くんこと谷悠介を演じている声優は坂田将吾さん。
坂田さんは青二プロダクション所属で、1月23日生まれ、熊本県出身。『チェンソーマン』早川アキ、『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』ジョニィ・ジョースター、『神の庭付き楠木邸』楠木湊など、多彩なキャラクターを担当している。
谷役のキャストは2025年7月6日に鈴木役の鈴代紗弓さんとともに発表された。坂田さんは原作を連載当初から読んでおり、オーディションを経て谷役に決まったことも公式コメントで明かしている。
谷悠介は「物静かだけど自分の意見をはっきり言える男子」。
だから演技で大切なのは、単なる低い声やクールさだけではない。
静かだけど弱くない。素っ気なく見えるけど冷酷ではない。自分の軸はあるけれど、人との関わり方にはまだ学ぶ余地がある。
このバランスこそ谷らしさだ。
第1話では鈴木と一緒に帰るところから二人の関係が動き出し、第22話では受験や進路という将来の問題まで二人で向き合う段階へ進んだ。
キャスト発表時に坂田さんが語っていた「鈴木との出会いによって変化する谷」という視点が、長いシリーズの中でどう声へ表れていくのか。
そこへ注目すると、谷くんは「物静かでカッコいい彼氏キャラ」だけでは終わらない。
一人の高校生が、正反対の相手と出会い、自分とは違う人の気持ちを知りながら少しずつ世界を広げていくキャラクターとして見えてくる。
僕は、その変化を派手に見せすぎないところに坂田将吾さんの谷役の面白さがあると感じているよ。
よくある質問
『正反対な君と僕』谷くんの声優は誰?
谷くんこと谷悠介の声優は坂田将吾さん。青二プロダクション所属で、アニメ公式サイトと所属事務所公式プロフィールの双方に谷役が掲載されている。
坂田将吾さんの代表作は?
青二プロダクション公式プロフィールでは、『チェンソーマン』早川アキ、『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』ジョニィ・ジョースター、『神の庭付き楠木邸』楠木湊、『千歳くんはラムネ瓶のなか』千歳朔などが掲載されている。
谷悠介役はいつ発表された?
谷役・坂田将吾さんと鈴木役・鈴代紗弓さんのキャスト情報は、2025年7月6日に公式発表された。ロサンゼルスで開催されたAnime Expo 2025で第2弾PVとともに解禁されている。
執筆:神崎 悠真(アニメ批評家|脚本研究家|ファンマーケター)



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